きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2016.2.25

アメリカン芝ホース

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アメリカ競馬というと、どうしてもダートの猛烈なスピード争いというイメージが先に立つのですが、ご承知のように芝やオールウェザーのレースもそれなりの存在感を持って盛んに行われています。活躍の舞台がほとんど芝に限られるキトゥンズジョイなんかが総合リーディングサイヤーになったりしますから、レース数や賞金額なども相当なシェアを占めています。

その芝カテゴリーのチャンピオンホースは、ダート路線を含む全体の年度代表馬に2年連続して輝いたワイズダンが引退して、テピンという牝馬の天下になっています。昨年のBCマイルを制覇してエクリプス賞の芝チャンピオンの座を射止めたのですが、今季も先日のG3エンデバーSを制して幸先の良いスタートを切りました。昨日もちょっとご紹介しましたが、ワイズダンはヘネシーを経由してストームキャットの血を引く馬です。テピンも同じくストームキャットからバーンスタインという流れに咲いた一輪の名花です。

バーンスタインはアイルランドの名門エイダン・オブライエン厩舎で育てられた馬で芝はお手の物です。日本では数少ない産駒からゴスホークケンが朝日杯フューチュリティSを勝っています。一躍有名になったのは、日本の白老ファームで生産されフランスに渡って2歳G1ジャンリュックラガルデール賞とクラシックの仏2000ギニーをカラコンティの登場がキッカケでしょうか。彼はアメリカに遠征してBCマイル制覇の金星も挙げています。バーンスタインは5年ほど前にシャトル先のアルゼンチンで亡くなっているので、今後は母の父としての活躍に期待が集まります。テピンもそうした繁殖牝馬群の最有力の1頭として価値が高まる一方です。近い将来、ディープインパクトのお相手として来日するかもしれませんね。