きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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土曜新潟競馬場では2歳馬によるオープン競走のダリア賞が行われます。創設は1995年ですから19回の歴史を数えます。

歴代の中での出世馬は2004年にマイネルレコルトで2着に2馬身、4着以下には7馬身以上の差をつけて圧勝し、その後朝日杯フューチュリティステークスで戴冠を手にしてその年の最優秀2歳牡馬にも選ばれました。

今年は12頭が出走してきました。オッズは拮抗状態で、マイネグラティア、ユールドゥー、ハツガツオ、デスティニーラブ、クリノジュロウジンがそれぞれ人気を分けあっています。

馬券とは離れて注目してみたいのがユールドゥーです。ユールドゥーは父サムライハート×母父アドマイヤコジーンの配合で、サンデーサイレンス2x4のクロスを持つ馬です。サンデーサイレンスのクロスを持つ馬はこれまでケンブリッジサン(3x3)、プリフォンテイン(3x3)と数頭勝ち上がっています。

サンデーサイレンスのクロスというと、何か時の流れというか血の歴史の流れを目の当たりにした感慨深さを感じます。日本の血統体型に血の革命をもたらしたサンデーサイレンスがクロスとなって、再びその名を轟かすのでしょうか。

ユールドゥーはサンデーサイレンスのクロスのほかに、ノーザンテースト4x4、ノーザンダンサー5x5x5が入った馬です。前走福島1200mを早め抜け出し押し切っての勝利でした。ダリア賞ではどんなレースを魅せるのでしょう。今後のレース内容にも注目してみたいです。

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