きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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海の向こうもこちらも野球の世界ではストーブリーグたけなわ、年に一度、選手の価値が評価されるお馴染みの風物詩です。競馬の世界でも欧米はもうポストシーズン、来季に向けて様々な動きが活発化しています。ブリーダーズCが幕を閉じて一段落のアメリカでは種牡馬の種付け料が続々と発表されています。

今季のリーディングサイヤーを確定的なものにしているタピットは15万ドルから30万ドルに倍増されるようです。円安のご時勢、3400万円相当の高額です。推定30万ポンド、5400万円と噂されるガリレオには及びませんが、おそらく約2200万円のフランケルを抜いて世界2位ということになりそうです。彼の今季の獲得賞金が歴代トップの19億円余り、現在までで50億円を超えているディープインパクトの種付け料2000万円が格安に思えてくるから不思議なものです。タピットは初年度から日本のフェブラリーS、ジャパンダートダービーを勝ったテスタマッタを出すなど魅力的な種牡馬ですが、まだ超大物といった存在が出現していないのが不満といえば不満。年が明けて14歳と働き盛りの年齢ですから、ここらで一発、世界の競馬地図を塗り替えるような超大物を期待したいところです。

アメリカの星A.P.インディ系の血統ですね。国民的にも人気のある血筋ですから、競馬人気の盛り上げには欠かせません。頑張ってほしいですね。A.P.インディ系といえば日本では孫のカジノドライヴが来季から産駒をデビューさせます。こちらは種付け料50万円と格安なのですが、大物の相という意味では手応えを感じさせる雰囲気があります。30万ドルに負けない働きを見せてくれると嬉しいのですが。ちょっとトレンドっぽくなっているA.P.インディ系の太平洋を挟んだ対決に注目です。

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