きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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暮れのグランプリ有馬記念が終わると、日本の競馬は年末ダートの祭典・東京大賞典へと向かいます。

今月初めに行われたジャパンカップダートで頂点に立ったベルシャザールは、いったん放牧へ出されたあとフェブラリーステークスへ直行することになり、JRAからはジャパンカップダート2着のワンダーアキュート、3着のホッコータルマエ、5着のニホンピロアワーズに加え、ジャパンカップダートでは13着と思わぬ大敗で巻き返しを狙うローマンレジェンドに3歳馬のサトノプリンシパルが出走します。

出走馬の中でも今年で4度目の東京大賞典出走となるワンダーアキュートに注目が集まりそうです。

初めて出走したのが2010年で、その年はスマートファルコンが2分0秒4の破格のタイムで優勝。ワンダーアキュートはスタミナが切れて10着に終わっています。翌年の東京大賞典がワンダーアキュートにとって最も優勝に近づいたレースでした。連覇を狙いスマートファルコンが出走。逃げるスマートファルコンに直線でしぶとく迫り、両馬による激しい叩き合いは最後写真判定にもつれ込んだ末にわずか3cm弱スマートファルコンに軍配が上がったもののワンダーアキュートは2着と大健闘しました。

そのワンダーアキュートは昨年のレースでは悲願の制覇が期待され1番人気に支持されるも、ローマンレジェンド、ハタノヴァンクールを捉えきれずに3着でした。ジャパンカップダートでは3連連続2着と惜敗だったワンダーアキュートですが、5歳以降はG1レース11戦して1着1回、2着6回、3着4回と堅実な走りを魅せています。実力馬がいよいよ悲願の戴冠となるでしょうか。

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