きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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明日はクラシック第1弾の桜花賞が行われます。最近、感じることは繁殖牝馬の質が著しく上がっていることです。10年ほど前までは乱暴な言い方をすれば、サンデーサイレンスをつけておけば良い仔が生まれた。ところがポストサンデーの時代にはそうはいかない。社台ファームやノーザンファームを中心に世界中から良血牝馬を集めに集めることになります。

昨年の桜花賞馬マルセリーナの母は仏G1馬でした。来週の皐月賞有力候補ワールドエースはドイツ牝系です。今年の桜花賞も良血牝馬を母に持つ仔が目立ちます。ジョワドヴィーヴルはご存じブエナビスタの半妹です。現役繁殖馬としては日本では1、2を争う存在でしょう。ジェンテルドンナの母ドナブリーニはG1チェヴァリーパークSを勝った英2歳牝馬チャンピオンです。

変わり種はパララサルーの母タンタスエルテでしょうか。チリの2歳牝馬チャンピオンで重賞を3つ勝っています。母父スツーカはミスプロ直仔ジェイドハンター産駒でアメリカからチリに輸出されて種牡馬として大成功しています。ミスプロ系らしい仕上がりの早さが魅力で、ここらあたりが生涯のピークと思える色合いが濃いですね。

さて、血が血を繋ぐ桜花賞、今年はどんな名勝負が見られるのでしょうか。

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