きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ようこそいらっしゃいませ。

明日から福島競馬が幕を開きます。福島の競馬ファンのみなさま、おめでとうございます。大変な1年でしたが、やっと日常の一つが戻った気がします。普通の暮らしがあって、普通に競馬が行われる、四季折々、景色が微妙に変化する中をゆったり時間が流れる、何でもない日常のありがたさを感じます。

《何でもないようなことが幸せだったと思う》高橋ジョージさんの名曲『ロード』の一節です。復興というのは、こういうことなんだと思わされます。まだ道のりは長いのですが、普通の日常を取り戻すために競馬が貢献できればいいですね。

さて、明日の中山メインはニュージーランドトロフィー。直線に坂のあるコースで良績を残しているレオンビスティーの末脚もちょっと気になりますが、2連勝中のカレンブラックヒルに注目しています。

父が新種牡馬ダイワメジャーで母チャールストンハーバーは未勝利に終わりましたが、祖母ペニーズバレンタインはイタリア1000ギニー3着の活躍馬、曽祖母ミセスペニーは仏オークス、ヴェルメイユ賞などG1を3勝、牡馬相手のキングジョージ2着もある女傑でした。一本筋の通った底力を秘めるファミリーです。春の中山を存分に楽しませてください。

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