きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ようこそいらっしゃいませ。

土砂降りで始まったGW、いかがお過ごしでしょうか。地方、中央、海外とビッグレース目白押しで競馬にとってもまさにゴールデンウィークです。

前半戦のハイライトは2日船橋のかしわ記念でしょうか。エスポワールシチーが久々の勝利を飾ったのですが、フリオーソが11回目のG1・2着に奮闘しました。シーキングザダイヤという馬がG1・2着9回を記録して、こんな記録はもう破られないだろうなと思っていました。ところがフリオーソはいつの間にか記録更新していました。屈腱炎の持病を抱えながらの出走で大変ですが、次は7勝目のG1制覇をめざしてもらいものです。

さて、海の向こうでは今日がケンタッキーオークス、明日は全米最大のイベント・ケンタッキーダービーですね。オークスはグレースホール、ダービーはボードマイスター、ともにエンパイアメーカーの仔が1番人気に推されそうです。日本で供用され馬産地で評判を呼んでいる種牡馬です。日高の皆さんには気になって仕方がない海の向こうです。

本場イギリスでは土曜2000ギニー、日曜1000ギニーとクラシックシーズンの幕が切って落とされます。今年は亡くなったモンジューの忘れ形見キャメロットが圧倒的なファンの支持を集めそうです。1600mのギニーよりダービーでこそと思わせる血統ですが、そもそもモノが違うということでしょうか。牝馬は5戦5勝のメイビー、フランケルなどで猛威をふるう父ガリレオ、母父デインヒルの黄金配合を持っています。女版フランケルになれるのか、注目です。

来週の話になるのですがフランスのクラシック開幕戦、2000ギニーはハットトリック産駒のダビルシム、1000ギニーはディープインパクト産駒のビューティーパーラー、この両馬が1番人気になりそうだという前評判です。とくにビューティーパーラーは日本産馬のおまけ付き、日本の競馬界にとって、ホースマンの皆さんにとって、夢のような時代が始まろうとしているのかもしれません。

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