きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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今朝の金環食はご覧になりましたか。1764-04-1日のイギリスは金環食が見られたそうです。この日、誕生したのがエクリプスというサラブレッドでした。金環食(エクリプス)から名付けられたと伝えられます。現在のサラブレッドの父系をたどると95%は彼の系統、ミスターサラブレッドと言って良いのでしょうね。

さて、彼から250年近くたってミスターサラブレッド、その座をめざす戦いは今も繰り広げられています。日本のオークス、ジェンティルドンナは圧巻でした。マイルG1にしか実績のなかったディープインパクト産駒、海外を含めて初めてマイルの壁を乗り越えました。しかも軽々と、快進撃が始まりそうです。

アメリカ三冠レースの第2戦プリークネスSは、ケンタッキーダービー同様に逃げるボーディマイスターをアイルハヴアナザーが差切るという結果になりました。3着クリエイティブコーズは8馬身あまり置かれています。

来月9日の最終関門ベルモントSも一騎打ちになるのでしょうか。三冠馬誕生ならアファームド以来の34年ぶりだそうです。そう言えば、あの年も三冠レースすべてが1着アファームド、2着アリダーと2強対決でしたね。歴史は繰り返すのか、塗り替えられるのか?久しぶりにアメリカ競馬が大盛り上がりすることになりそうです。

アイルハヴアナザーの父フラワーアレイは何度か触れましたが、トーセンラー、スピルバーグの半兄にあたります。ダービー出走のスピルバーグには何よりの追い風になる?この兄弟たちを生んだプリンセスオリビアは名繁殖牝馬ですね。購買した社台ファームの慧眼に恐れ入る思いです。

ボーディマイスターは日本にいるエンパイアメーカー産駒です。日本に輸出されてからというもの残された産駒は絶好調、目下リーディングサイヤーのトップを走っています。日本での需要がウナギ登りなのも当然でしょうか。

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