きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

G1への飛躍

ようこそいらっしゃいませ。

日曜は、東京競馬場でアルゼンチン共和国杯、阪神競馬場でみやこステークスが行われます。

アルゼンチン共和国杯は今年で60回目のレースになります。アルゼンチン共和国杯は、1963年に日本とアルゼンチンの友好と親善の一環として「アルゼンチンジョッキークラブカップ」として創設されたレースです。1974年にそれまでアルゼンチンの競馬を管轄していたアルゼンチン・ジョッキークラブから国に移管され、翌年1975年からレース名が「アルゼンチン共和国杯」となりました。

昨年はオーソリティが優勝しました。一昨年につづく同レース制覇で、アルゼンチン共和国杯を連覇したオーソリティはその後、ジャパンカップ2着、年が明けてネオムターフカップからドバイシーマクラシックへと参戦し、海外でも結果を残す活躍を魅せました。

今年のアルゼンチン共和国杯は18頭の出走となりました。過去10年1〜3着の枠番は、
・1枠 : 0-1-2
・2枠 : 2-1-2
・3枠 : 1-1-1
・4枠 : 0-2-0
・5枠 : 2-1-2
・6枠 : 3-1-1
・7枠 : 1-2-1
・8枠 : 1-1-1
となっています。4〜6枠のいずれかの馬が3着以内に入っています。ハンデ戦ですが、1~3番人気の馬が毎年3着以内に入り、10番人気以下の馬が馬券対象となったのは2018年3着マコトガラハッド(11番人気)の1頭のみです。同馬は51キロの軽ハンデでした。極端な穴馬を狙うよりも、人気上位馬を中心に検討した方がよさそうです。

土曜時点のオッズでは、テーオーロイヤルが3.9倍、キラーアビリティが4.3倍、ヒートオンビートが6.2倍、ハーツイストワールが9.3倍、カントルが16.2倍、ラストドラフトが16.2倍、ボスジラが16.2倍、ユーキャンスマイルが20.2倍、ブレークアップが20.3倍、ダンディズムが21.6倍、ディアマンミノルが27.4倍、アフリカンゴールドが33.3倍、レインカルナティオが37.0倍、キングオブドラゴンが38.3倍、マイネルファンロンが46.9倍、コトブキテティスが55.4倍、プレシャスブルーが115.2倍、レッドサイオンが141.6倍となっています。

オッズ一桁台の馬が4頭並び混戦模様となっています。先週の天皇賞(秋)では3歳馬イクイノックスが優勝、3着に同じく3歳馬ダノンベルーガが入り、3歳馬の実力の高さを示しました。今年のアルゼンチン共和国杯にはホープフルステークス馬キラーアビリティが出走。古馬相手にどのような走りを見せるでしょうか。

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