きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

春競馬、舞台は東京競馬場へ。

ようこそいらっしゃいませ。

皐月賞が終わり、春競馬は桜鮮やかな中山競馬場から、新緑の東京競馬場に舞台を移します。
第2回東京開催のメインはなんといっても東京優駿・日本ダービー。ジャパン・スタッドブック・インターナショナルによると、2019年に生を受けたサラ系の競走馬は7390頭。この頂を決めるレースが日本ダービーで、全てのホースマンが一度は勝ちたいレース、と言っても過言ではありません。
この他、5月8日のNHKマイルから6月5日の安田記念まで続く東京競馬場5週連続GI開催も盛り上がります。中山に引き続き、東京競馬場での春競馬も是非、馬券をご購入し、お楽しみいただければと思います。

さて、今週は東京競馬場で牝馬クラシックの優駿牝馬・オークスのトライアルレース、フローラステークスが行われます。2着までにオークスの優先出走権が与えられるため、この2席の椅子を巡る白熱した戦いが繰り広げられます。
1勝馬も多い中、2戦2勝と底を見せていないのがルージュエヴァイユ。前走のデイジー賞は後方から徐々にポジションを上げて、直線でしっかり前を捕える競馬。オーナーの(株)東京ホースレーシング様からは「着差は僅かですが、ここ2走は強い競馬を見せてくれました。直線の長い東京競馬場は向くと思いますので、オークスへの権利を取ってもらいたいです」と愛馬にかける期待の声をいただきました。
紫苑ステークス(GIII)勝ち馬のビッシュを姉に持つのはホウオウバニラ。オーナーの小笹芳央様は3つ年上のホウオウサーベルも所有していました。ホウオウバニラは初の左回りですが、兄のホウオウサーベルは左回りで3勝しており、血統面からの不安はないでしょう。
オーナーは「2000mの距離は初めてですが、距離が延びた方がこの馬には合っていると思っています。穴人気でしょうが、一発を期待しています」と、愛馬の快走を願っておりました。

東京競馬場以外では、福島競馬場で福島牝馬ステークス(GIII)、阪神競馬場でマイラーズカップ(GII)が行われます。夫々、ヴィクトリアマイル、安田記念のGIに繋がる重要なレースですので、こちらもお見逃しなく!!

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