きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

桜、混戦模様

4月10日は、松永幹夫 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

日曜は阪神競馬場で桜花賞が行われます。今年の3歳クラシック開幕で、牝馬一冠目を競います。

桜花賞の創設は1939年で、イギリスの1000ギニーに範をとり最もスピードのある優秀な牝馬の選定と優秀な繁殖牝馬の発掘を目的に、中山競馬場・芝1800メートルを舞台に「中山四歳牝馬特別」としてスタートしました。その後、1947年に京都競馬場へ移動。距離を芝1600メートルに変更し、レース名が「桜花賞」に改称されました。1950年に阪神競馬場が舞台となり現在に至ります。

昨年はソダシが優勝しました。道中3番手追走し、直線抜け出しての勝利でした。コースレコードを0秒8更新するタイムで、史上初となる白毛馬のクラシック制覇となりました。

今年の桜花賞は18頭の出走となりました。過去10年1〜3着の枠番は、
1枠 : 0-1-2
2枠 : 1-0-2
3枠 : 1-1-0
4枠 : 2-1-0
5枠 : 3-0-4
6枠 : 0-2-1
7枠 : 2-2-1
8枠 : 1-3-0
となっています。

例年、桜花賞は例年スローになる傾向があり、位置取りと直線抜け出すタイミングの差が勝敗のポイントになることが多いレースです。
昨年1番人気だったサトノレイナスは、直線外から追い込むも届かず2着でした。大外からの直線一気よりも、好位につけて抜け出す馬か、馬場内側をコースロス少なく突ける馬が狙い目としてはおもしろそうです。

10番人気以下の馬が3着以内に入ったのは、過去10年で2013年のプリンセスジャック(14番人気)3着のみ。7〜9番人気の馬は、7頭が3着以内に入っています。穴として抑えておいてもよさそうです。

前日オッズでは、ナミュールが3.0倍、ウォーターナビレラが6.6倍、サークルオブライフが6.6倍、プレサージュリフトが11.4倍、ナムラクレアが15.1倍、ラブリイユアアイズが16.5倍、スターズオンアースが17.5倍、ライラックが18.4倍、サブライムアンセムが19.1倍、アルーリングウェイが19.3倍、ベルクレスタが25.4倍、ピンハイが26.2倍、フォラブリューテが31.7倍、クロスマジェスティが43.7倍、ラズベリームースが51.4倍、アネゴハダが52.2倍、パーソナルハイが63.9倍、カフジテトラゴンが127.4倍となっています。

昨年はソダシ、サトノレイナスと阪神ジュベナイルフィリーズ1、2着馬が人気を二分しての桜花賞でした。
今年はナミュール、ウォーターナビレラ、サークルオブライフがひと桁台での人気となり、3頭とも阪神ジュベナイルフィリーズ、チューリップ賞と走り、着順を入れ替えての3度目の激突となります。

混戦模様の牝馬クラシック第1弾を制するのはどの馬でしょうか。

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