きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2021.10.14

歌人“京雅”さんからの和歌(沓冠) 毎日王冠

10月14日は、 西田 雄一郎 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
先週より秋の東京・阪神・新潟開催が始まりました。東京競馬場では秋の開幕を告げる毎日王冠が行われました。GI馬2頭によるゴール前の接戦は大変見どころ溢れるレースでした。覆面歌人の京雅さんからはこの毎日王冠の和歌が届きました。是非、隠れたメッセージを読み解いてお楽しみください。(メッセージの答えは最後に)

毎日王冠 京雅

秘めた馬
やはり冷静
来るか来る
すぐ並びなお
ルメール堪能

隠れたメッセージは「ひやくする まいるおう → 飛躍する マイル王」です。
秘()めた馬(
や()はり冷静(
来()るか来る(
す()ぐ並びなお(
ル()メール堪能(


<京雅さんの和歌【沓冠】の解説>
秋を告げる東京競馬場の風物詩・毎日王冠。レース名を耳にするだけで、オグリキャップ、サイレンススズカ、グラスワンダーなど、過去の優勝馬や名勝負が脳裏に過ります。
今年は、2頭のGIによるデッドヒート。春の古馬マイル王のダノンキングリーが先に抜けたところに、後方一気で3歳マイル王のシュネルマイスターが襲い掛かりアタマ差先着してゴール板を駆け抜けました。
道中でポジションを押し上げたダノンキングリーに対し、「あまり進んでいかなかったので彼をリスペクトした」とルメール騎手が語るように、シュネルマイスターは自身で脚を温存し、道中は冷静な立ち回り。
ダノンキングリーが先頭に立ち、”シュネルマイスターは来るのか!?”と誰もが息を飲む中、やはり後方から猛然と末脚を使い追い上げ差し切りました。
「川田さん(ダノンキングリー鞍上の川田騎手)には届かないと思ったけど、僅かに勝ちました」と僅差での勝敗だったことを口にする一方で「最後は気持ちよかった」ともコメントし、シュネルマイスターの乗り味を堪能するかのようなルメール騎手。「2000mでもこなせそうに思います」と最後に語っていましたが、次走はマイル戦を予定しているようです。得意の距離で更に飛躍した姿を見せるのでしょうか。次走以降にも注目です。

さて、今週末は牝馬クラシック最終戦の秋華賞。白毛の桜花賞馬ソダシ、オークス馬ユーバーレーベンが2冠を獲得するか。それとも春に苦汁をなめた馬たちや夏の上がり馬たちの逆転か。今から楽しみでなりません!


※ 【沓冠】の解説
和歌の折句の一種。意味のある10文字の語句を、各句の初め(冠)と終わり(沓)に1字ずつ詠み込んだもの。「沓」とは、体の一番下に着けるもので、「冠」とは、一番上に着けるものであることから、「沓冠」といわれる。 平安貴族の「言葉遊び」で、短歌の中に、本文とは違う言葉を忍び込ませて、和歌の表面とは違ったメッセージを密かに伝えているところが、面白いところ。

※歌人“京雅”さん
長く競馬サークルに住みついている覆面歌人。昨年から、当協会ホームページで連載開始。渾身の一首をお届けするので皆さんも、是非、謎解きに挑戦してください。