きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

2021年、夏競馬オーラス

ようこそいらっしゃいませ。

2021年、夏競馬も最終週を迎えました。新潟競馬場で行われる新潟記念と、小倉競馬場で行われる小倉2歳ステークスが夏競馬を締めくくります。

新潟記念は今年で57回目の歴史を数えるレースです。1965年に創設され内外回りの変更はあれど、第1回から距離2000mで行われているレースです。2006年から「サマー2000シリーズ」の最終戦となり、シリーズチャンピオンを決めるレースになりました。2018年にはダービーで2番人気だったブラストワンピースが菊花賞のステップレースとして挑み、話題を集めました。

昨年はブラヴァスが外ラチでの攻防を制して優勝。七夕賞2着からポイントを加算し、サマー2000シリーズの王者となりました。

今年の新潟記念は17頭の出走となりました。
過去10年1〜3着の枠順は
1枠 : 3-0-0
2枠 : 1-0-1
3枠 : 1-3-2
4枠 : 1-2-2
5枠 : 1-0-2
6枠 : 0-2-1
7枠 : 1-2-1
8枠 : 2-1-1
となっています。枠順での有利不利はあまりないように思われます。ハンデ戦ということもありゴール前は接戦となることから、人気薄馬の好走も目立つレースです。過去10年で10番人気以下の馬が馬券対象となったケースは、2018年3着ショウナンバッハ(13番人気)、2017年3着カフジプリンス(12番人気)、2015年3着ファントムライト(13番人気)、2013年1着コスモネモシン(10番人気)です。各馬の斤量は、ショウナンバッハが53.0、カフジプリンスが55.0、ファントムライトが54.0、コスモネモシンが52.0でした。
ショウナンバッハ、カフジプリンス、コスモネモシンは過去重賞で掲示板に名を連ねる実績がある馬でした。
近走成績不振で人気薄でも、過去に重賞実績のある馬は抑えておいた方がよさそうです。

土曜時点のオッズでは、ザダルが4.4倍、クラヴェルが6.7倍、トーセンスーリヤが7.5倍、リアアメリアが7.6倍、ラインベックが9.2倍、パルティアーモが9.5倍、ラーゴムが9.7倍、ヤシャマルが14.2倍、ショウナンバルディが22.0倍、ギベオンが25.1倍、マイネルファンロンが31.3倍、エフェクトオンが32.5倍、サトノアーサーが42.1倍、アドマイヤポラリスが42.4倍、プレシャスブルーが59.9倍、マイネルサーパスが103.6倍、レッドサイオンが108.7倍となっています。

サマー2000シリーズの最終戦。どの馬が勝利で夏を締めくくるでしょうか。

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