きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

夏競馬締めくくり!サマー2000シリーズの行方は!?

9月4日は、江田 勇亮 騎手、高倉 稜 騎手、松若 風馬 騎手、粕谷 昌央 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

今週で夏競馬も最終週。夏の締めくくりは各競馬場で重賞競走が行われる豪華な週末となりそうです。早速ですが、それぞれの競馬場で施行される今週の重賞を見ていきましょう。

<新潟競馬場・新潟記念(GIII)>
サマー2000シリーズの最終戦に位置付けられている新潟記念。優勝は新潟記念に出走するトーセンスーリヤ、ショウナンバルディの2頭に絞られました。
トーセンスーリヤはこのレースで4着以上に入ることで優勝条件(シリーズレース1勝以上かつ13ポイント以上)を満たします。ショウナンバルディはシリーズレースの1勝が必須のため、優勝することが最低条件となります。
また新潟記念は夏のGIシリーズに向けた重要な賞金加算の場でもあります。ワンターンの2000mに照準を絞ってここに出走をしてきた3歳馬ラーゴムなどが虎視眈々と優勝を狙っています。ラーゴムのオーナー林正道様は「3歳クラシックでは惨敗でした。今回は古馬が混じってどこまで通用するかどうかわかりませんが、以前よりしっかりしてきて調子も良いとのことなので、好走を期待しております」と愛馬への期待を語っていただきました。

<小倉競馬場・小倉2歳ステークス(GIII)>
早めにデビュー、勝ち上がりを決めたスピード自慢の2歳馬が集まる小倉2歳ステークス。1200mのスプリント戦ということで過去の優勝馬はスタミナよりスピードに秀でた馬が多く、暮れの阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)や朝日杯フューチュリティステークス(GI)を占う点でも重要なレースとなっています。当協会所属のオーナーのご愛馬からはインプロバイザー、ソリッドグロウが出走を予定しております。インプロバイザーの江馬 由将様は「初めての重賞なので、なんとか勝てるように頑張ってもらえればと応援しております」と初めての重賞に臨む愛馬の背中を押しました。

<札幌競馬場・札幌2歳ステークス(GIII)>
小倉2歳ステークスとは対照的に、1800mの距離・洋芝で行われることもあり、スピードに加え、持久力やスタミナも要求されるのが札幌2歳ステークス。歴代の優勝馬にはジャングルポケット、ロジユニヴァースなどのダービー馬がいる他、昨年の1~3着馬のソダシ、ユーバーレーベン、バスラットレオンはそれぞれGI勝利や重賞勝利などタイトルを掴み取っており、来春のクラシック等にも繋がる出世レースと言えます。
前走の新馬戦で、断然の1番人気馬を絶妙な逃げで封じ込めたユキノオウジサマなどがエントリー。「新馬戦では良い走りを見せてくれました。重賞で相手は強くなるので、まずは無事に周回し、結果として掲示板や勝ち負け・・・になれば嬉しいな、と思っています」と、オーナーの藤沼利夫様は愛馬の先を見据えてのコメントをくださいました。

夏の締めくくり、秋に向けて弾みをつけるのはどの馬でしょうか。そして、サマー2000シリーズの行方は!?夏、最後の週末をお楽しみください!

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