きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2021.8.19

歌人“京雅”さんからの和歌(沓冠)  関屋記念

8月19日は、藤沢則雄 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
先週は各競馬場の天候が不安定な中、サマーシリーズに該当する関屋記念(GIII・サマーマイルシリーズ)と小倉記念(GIII・サマー2000シリーズ)が行われました。覆面歌人の京雅さんからは、関屋記念の和歌が届きました。是非、隠れたメッセージを読み解いてください。(メッセージの答えは最後に)

関屋記念 京雅

前よく見
いざ内を追え
ルート得て
王道を行き
馬押し切った

隠れたメッセージは「まいるおう みえてきた → マイル王 見えてきた」です。
前()よく見(
い()ざ内を追え(
ル()ート得て(
王()道を行き(
馬()押し切った(


<京雅さんの和歌【沓冠】の解説>
サマーマイルシリーズ全4戦のなかの3戦目に該当する関屋記念。長い新潟の直線での駆け引きが見どころのレース。今年はロータスランドがインから抜けて快勝しました。
道中は逃げ馬を見る2番手グループで進めると、2、3着馬が馬場の良い外側に進路を取ったのに対して、ロータスランドは長い直線で進路を内に選択。馬群、インコースで脚を溜めて、小細工無しに真っすぐと内埒に沿って脚を伸ばすという、競馬の王道とも言えるレース運びで、重賞タイトルホルダーの2着カラテ、GI2着の実績馬3着ソングラインの追撃をしっかりと封じ込めて先行押し切りでゴール板を駆け抜けました。
この優勝でサマーマイルシリーズのポイントを20ポイントに伸ばしたロータスランド。2位のアンドラステが11ポイントですから、ロータスランドは9月の中山で行われるシリーズ最終戦の京成杯オータムハンデ(GIII)に出走し、ゴール板を駆け抜ければ最低でも1ポイントを加算し、優勝が確定。同レースで2ポイント以上を稼げば単独での優勝も確定します。また、ロータスランドが最終戦に出走しなかった場合でも、アンドラステが最終戦で優勝しない限りはロータスランドが夏のマイル王の称号を手にします。まさに、隠れたメッセージのとおり「マイル王 見えてきた」、という状況ですね。

サマー2000シリーズの小倉記念はモズナガレボシが優勝。こちらのシリーズは1位10ポイントに3頭がひしめく大混戦。このうちトーラスジェミニが今週末の札幌記念(GⅡ)に登録しており、トーラスジェミニが何着で終えるかが、シリーズの行方を左右することとなりそうです。


※ 【沓冠】の解説
和歌の折句の一種。意味のある10文字の語句を、各句の初め(冠)と終わり(沓)に1字ずつ詠み込んだもの。「沓」とは、体の一番下に着けるもので、「冠」とは、一番上に着けるものであることから、「沓冠」といわれる。 平安貴族の「言葉遊び」で、短歌の中に、本文とは違う言葉を忍び込ませて、和歌の表面とは違ったメッセージを密かに伝えているところが、面白いところ。

※歌人“京雅”さん
長く競馬サークルに住みついている覆面歌人。昨年から、当協会ホームページで連載開始。渾身の一首をお届けするので皆さんも、是非、謎解きに挑戦してください。