きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ジャパンダートダービー前哨戦

ようこそいらっしゃいませ。

日曜は、東京競馬場でユニコーンステークス、阪神競馬場でマーメイドステークスが行われます。
ユニコーンステークスは、3歳ダート重賞、マーメイドステークスは牝馬ハンデ重賞です。

ユニコーンステークスは今年で26回目の歴史を数えます。創設時は中山競馬場での開催でしたが東京競馬場での開催に定着。3歳世代最初のJRAダート重賞となり、7月に大井競馬場で行われるジャパンダートダービーへ向けてのレースになります。近年ではグレープブランデー、ノンコノユメ、ルヴァンスレーヴがユニコーンステークスをステップにジャパンダートダービーを制覇しています。
昨年はカフェファラオが優勝、道中2番手追走から、直線後続を5馬身ちぎっての圧勝でした。

過去10年の枠順別3着までの成績をみると、
1枠 : 1-2-0
2枠 : 1-0-2
3枠 : 0-1-3
4枠 : 2-1-0
5枠 : 1-2-0
6枠 : 3-0-2
7枠 : 1-2-2
8枠 : 1-2-2
となっています。上位人気の成績は
1番人気 : 3-3-0
2番人気 : 3-2-1
3番人気 : 4-2-3
4番人気 : 0-1-0
5番人気 : 0-1-0
で実力馬がきっちりと結果を出しています。1番人気が馬券対象外となった年は過去10年で
2019年デアフルーグ(7着 単勝2.6倍)
2017年リエノテソーロ(7着 単勝2.5倍)
2015年ゴールデンバローズ(4着 単勝1.5倍)
2014年アジアエクスプレス(12着 単勝1.3倍)
の4回です。単勝1倍台で敗れたゴールデンバローズ、アジアエクスプレスですが、ゴールデンバローズはUAEからの遠征帰り、アジアエクスプレスは皐月賞からの参戦でした。いずれもオッズ上の期待とは別に、実力を発揮しきれない要因があったように思います。

今年のレースですが、前日オッズでは、ラペルーズが5.4倍、ルーチェドーロが6.8倍、ケイアイロベージが7.1倍、スマッシャーが7.7倍、クリーンスレイトが8.5倍、サンライズウルスが8.5倍、ゲンパチフォルツァが9.2倍、カレンロマチェンコが12.1倍、ピンクカメハメハが20.2倍、ティアップリオンが22.9倍、ブラックアーメットが26.3倍、プロバーティオが26.6倍、ローウェルが39.6倍、ヴィゴーレが62.6倍、イグナイターが97.5倍、サヴァが107.7倍となっています。上位人気が横並びの大混戦状態です。

オッズからは実力差が非常にみえにくい状況ですが、レースの過去の傾向に従えば、重賞、オープンで結果を出している実力馬に注目するのがよさそうです。現3歳世代最初のJRAダート重賞を手にするのはどの馬でしょうか。

×