きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

3歳ダード重賞&牝馬夏の開幕重賞

6月19日は、相沢郁 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

今週は日曜日に東京競馬場で3歳ダード重賞のユニコーンステークス(GIII)が、そして今週より夏競馬の開幕となる阪神競馬場では、牝馬限定重賞のマーメイドステークス(GIII)が行われます。

ユニコーンステークスは地方交流重賞として行われるジャパンダートダービー(JpnI)や、秋の古馬との対決に向けて重要なレース。オールドファンには懐かしいウイングアローやアグネスデジタル、最近ではゴールドドリーム、ルヴァンスレーヴ、昨年のカフェファラオなど、後のGI馬を多数輩出しているダートの出世レースです。また以外なことに、芝のマイルで絶対的な強さを誇ったタイキシャトルもこのレースを制しております。(管理する藤沢和雄調教師がマイル戦を使いたかったため参戦したとのこと)
今年は、サウジアラビアダービーを制してUAEダービー(GII)にも挑戦したピンクカメハメハなど個性的なメンバーも参戦。出世街道をひた走るのはどの馬か、是非お楽しみください。

マーメイドステークスは阪神の芝2000mで行われる牝馬限定のハンデ重賞。馬券としては、このハンデ戦、という部分が予想を難解にさせる部分でもあり、直近の過去3年の勝ち馬の人気は7番人気(2020年サマーセント)、7番人気(2019年サラス)、10番人気(2018年アンドリエッテ)と、荒れるレース、つまり高配当が期待できるレースとなっています。
中山馬主協会所属会員のご愛馬はホウオウエミーズとレッドベルディエスの2頭が出走予定。ホウオウエミーズのオーナー小笹芳央様からは「2勝クラスを勝って以来の3か月ぶりのレースになります。今回は格上挑戦になりますが、50キロという軽量を活かして頑張って欲しいと思います。馬場が渋れば少しはチャンスがあるのではないかと期待しています」とコメントをいただきました。

最後に今週も新馬戦をピックアップしましょう。今日のピックアップは土曜日の東京5レース。このレースは、京都2歳ステークス(GIII)を制したマイラプソディーを兄に持つマイシンフォニーも注目を集めていますが、マイル戦ならアライバルを挙げたいところ。母は桜花賞(GI)2着、オークス(GI)3着のクルミナル。姉のククナも早くから重賞で入着し、牝馬クラシックに出走しており、血統的にも6月の新馬戦から活躍できそうです。母と姉が取り忘れたクラシックの夢を掴むため出走、というあたりもブラッドスポーツと言われる競馬の血統の魅力が詰まっているのではないでしょうか。

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