きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2021.1.28

歌人“京雅”さんからの和歌(沓冠) 東海ステークス

先週は中山競馬場でアメリカジョッキークラブカップ(GII)、中京競馬場で東海ステークス(GII)が行われました。覆面歌人の京雅さんからは、当協会の会員、杉山忠国様のご愛馬オーヴェルニュが優勝した東海ステークスの和歌が届きました。是非、隠れたメッセージを読み解いてください。(メッセージの答えは最後に)

東海ステークス 京雅

かなりタフ
力発揮し
勝つぞ攻め
さあ直線か
ねばり抜け勝つ

隠れたメッセージは「かちかさね ふしめかつ → 勝ち重ね 節目勝つ」です。
か()なりタフ(
力()発揮し(
勝()つぞ攻め(
さ()あ直線か(
ね()ばり抜け勝つ(


<京雅さんの和歌【沓冠】の解説>
冬の砂のチャンピオン決定戦・フェブラリーステークス(GI)に繋がる東海ステークス。優勝したのはオーヴェルニュでした。
雨が降る不良馬場でかなりタフな戦いとなった東海ステークス。「勝ちに行こうという競馬をしたら、ああいう形になった。能力は高いです」と川田将雅騎手が語ったように、“勝つぞ”という意気込みで攻めた先行策で直線、力を発揮しました。西村調教師は「ここ2戦、折り合いをつけて終いを伸ばすような競馬をした」と語っており、陣営が重賞やこの先の大一番に向け、ねばり強く馬を鍛えた成果が出た一戦とも言えそうです。
さらに、オーナーはこれがJRA通算100勝目の節目の勝利。オーヴェルニュの重賞初制覇が自身の節目に重なる、とてもおめでたい勝利となりました。次走はGIが視野に入ってきそうで、連勝の勢いでの戴冠も十分考えられ、楽しみな一戦となりそうです。

一方、中山競馬場で行われたアメリカジョッキークラブカップは昨年の菊花賞2着馬のアリストテレスが優勝。こちらも、春のGI戦線で初の戴冠を目指すことになりそうです。
さて、今週末からは東京競馬が始まりますが、引き続き無観客競馬が継続されることが発表となりました。テレビの前での観戦とは残念ですが、東京競馬でも熱い戦いに期待しましょう。


※ 【沓冠】の解説
和歌の折句の一種。意味のある10文字の語句を、各句の初め(冠)と終わり(沓)に1字ずつ詠み込んだもの。「沓」とは、体の一番下に着けるもので、「冠」とは、一番上に着けるものであることから、「沓冠」といわれる。 平安貴族の「言葉遊び」で、短歌の中に、本文とは違う言葉を忍び込ませて、和歌の表面とは違ったメッセージを密かに伝えているところが、面白いところ。

※歌人“京雅”さん
長く競馬サークルに住みついている覆面歌人。昨年から、当協会ホームページで連載開始。渾身の一首をお届けするので皆さんも、是非、謎解きに挑戦してください。