きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

春のG1へ向けて、伝統の中山重賞

2月28日は、萱野 浩二 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

日曜は、中山競馬場で中山記念、阪神競馬場では阪急杯が行われます。中山記念は大阪杯、阪急杯は高松宮記念とそれぞれ春のG1を見据えての重賞レースになります。

中山記念は今年で95回目の歴史を数える重賞レースです。3月のドバイ、4月の香港の海外遠征、またはG1大阪杯の前哨戦に位置づけられています。昨年はダノンキングリーがG1馬をなぎ倒して優勝を飾りました。3歳時、皐月賞3着、ダービー2着とクラシック制覇まであと一歩まで迫り、明け4歳、G1馬を目指しての初戦を見事勝利で飾ったレースでした。

過去10年の1着から3着までの枠別成績を見ると、
1枠 : 2 - 1 - 0
2枠 : 0 - 0 - 2
3枠 : 3 - 2 - 1
4枠 : 1 - 0 - 2
5枠 : 1 - 2 - 1
6枠 : 0 - 2 - 1
7枠 : 2 - 1 - 2
8枠 : 1 - 2 - 1
となっています。外枠不利とも言われている同レースですが、2013年のレースでは大外枠に入ったナカヤマナイトが優勝しています。逆にここ10年 3着2回の2枠ですが、さらに遡れば2010年トーセンクラウン、2009年カンパニーが2枠からの出走で優勝しています。
上位に来た各馬の位置取りをみると、10番手以内のポジションでレースを進めた馬がほとんどですから、レース中の位置取りが大きく鍵を握るレースと言えそうです。

過去10年で10番手以降でレースを進めた馬が馬券対象となったケースは、
2016年 2着 アンビシャス(10-10-9-9)
2014年 2着 アルキメデス(8-10-8-7)
2011年 1着 ヴィクトワールピサ(10-9-8-6)
です。さらに遡れば、
2010年は
1着 トーセンクラウン(12-12-9-6)
2着 テイエムアンコール(11-11-9-14)
3着 ショウワモダン(12-13-9-4)
といずれも後方からレースを進めた馬が上位を独占した結果となりました。しかしこの年は不良馬場で例年以上に時計がかかったレースでした。過去のレースから、上位にくるには中団よりも前でレースを進めたいところです。

ペースは前半から11秒台のラップが刻まれることが多いです。逃げて結果を残してきたバビットにとり、自分のペースに持ち込められるかが今回の鍵となりそうです。

今年の中山は14頭の出走となりました。
前日オッズでは、ヒシイグアス 2.8倍、バビット 3.8倍、クラージュゲリエ 6.1倍、トーセンスーリヤ 8.7倍、ゴーフォザサミット 12.0倍、ケイデンスコール 12.4倍、サンアップルトン 20.2倍、ウインイクシード 20.5倍、フランツ 27.0倍、パンサラッサ 32.4倍、コスモカレンドゥラ 99.7倍、ノーブルマーズ 122.1倍、マイネルハニー 184.3倍、ショウナンライズ 289.4倍 となっています。

春のG1へ向けてどの馬が結果を残すでしょうか。

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