きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

歴代のクラシック馬へつづけ

2月14日は、勢司 和浩 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

日曜は、東京競馬場で共同通信杯、阪神競馬場で京都記念が行われます。共同通信杯は3歳重賞、京都記念は古馬重賞です。
共同通信杯は今年で55回目の歴史を数えるレースです。過去クラシック三冠を制したミスターシービー、ナリタブライアンを送り出し、近年ではジャングルポケット(ダービー)、ゴールドシップ(皐月賞、菊花賞)、ディープブリランテ(ダービー)、イスラボニータ(皐月賞)、ドゥラメンテ(皐月賞、ダービー)、ディーマジェスティ(皐月賞)と、共同通信杯を経てその年のクラシックを制覇しています。

昨年は3番人気だったダーリントンホールが優勝しました。1着ダーリントンホール C.ルメール騎手、2着ビターエンダー F.ミナリク騎手、3着 フィリオアレグロ M.デムーロ騎手と外国人騎手のワン・ツー・スリーとなったレースでした。出走各馬のその後を成績を見ると、昨年は能力の差よりも展開が勝敗を決めたレースとなりました。

過去10年の1着から3着までの枠別成績で傾向を探ると、
1枠 : 3・1・0
2枠 : 1・3・0
3枠 : 1・0・0
4枠 : 1・1・4
5枠 : 2・1・0
6枠 : 1・1・2
7枠 : 1・2・3
8枠 : 0・1・1
となっています。フルゲートになることは少ないレースですが、それでも外枠よりは内側の枠に入った方が、有利に展開を進められる傾向があります。例年ペースは中団ゆったりと進み、後半11秒台がつづいて上がり勝負となります。後方からレースを進める馬にとっては展開不利、3着以内に来た馬の多くは前にポジションを取っていました。後方からまくり競馬でG1を勝ちまくったゴールドシップが3歳時に共同通信杯を制覇してますが、道中3番手からのレースでした。

今年は12頭の出走となりました。
前日オッズでは、ステラヴェローチェ 2.0倍、レフトゥバーズ 6.1倍、シャフリヤール 6.2倍、ディオスバリエンテ 6.8倍、エフフォーリア 8.5倍、キングストンボーイ 14.3倍、ヴィクティファルス 31.6倍、カイザーノヴァ 34.1倍、プラチナトレジャー 55.8倍、タイソウ 66.0倍、ディープリッチ 238.0倍、ハートオブアシティ 341.1倍 となっています。
朝日杯フューチュリティステークス2着のステラヴェローチェが1番人気に支持されました。朝日杯フューチュリティステークスは前半からラップ11秒台がつづいたレース、3馬身ちぎって勝ったサウジアラビアロイヤルカップは雨の不良馬場でした。今回良馬場で上がり勝負となる展開で、どう立ち回れるかがポイントになりそうです。

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