きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

皇帝を超えるか

11月1日は、難波 剛健 騎手の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

日曜は東京競馬場で天皇賞(秋)が行われます。今年は12頭が出走。前日オッズでは、アーモンドアイが1.5倍、クロノジェネシスが5.0倍、ダノンキングリーが11.1倍、フィエールマンが13.7倍、キセキが15.2倍、ブラストワンピースが19.1倍、ダノンプレミアムが23.0倍、スカーレットカラーが35.7倍、ダイワキャグニーが55.3倍、ジナンボーが64.4倍、カデナが103.4倍、ウインブライトが111.0倍となっています。アーモンドアイが勝てば、JRA史上初となる芝G1・8勝。また鞍上のルメール騎手は2018年の天皇賞(秋) レイデオロから2019年天皇賞(春) フィエールマン、同年天皇賞(秋) アーモンドアイ、今年の天皇賞(春) フィエールマンと天皇賞 4連勝中で、記録更新となる天皇賞 5連勝がかかります。

これまで芝G1・7勝を達成した馬はシンボリルドルフ、テイエムオペラオー、ディープインパクト、ウオッカ、ジェンティルドンナ、キタサンブラック、そしてアーモンドアイと7頭います。皇帝・シンボリルドルフがはじめて歴史に刻んだ芝G1・7勝を超えるか。かつて皇帝超えが最も現実味を帯びたのが2001年のテイエムオペラオーでした。

テイエムオペラオーは前年G1・5勝、G2・3勝の記録達成。翌年、産経大阪杯で4着に敗れて連勝が止まったものの、天皇賞(春)をいつものように制覇しあっさり汚名返上し芝G1・7勝目を飾ったとき、次はシンボリルドルフ超えかと誰もが思いました。しかし、次走の宝塚記念では名勝負を繰り広げてきたメイショウドトウに初めて先着を許し2着、ひと夏を越して京都大賞典制覇後に迎えた天皇賞(秋)では、ダートG1から異例のローテーションで挑んだ外国産馬アグネスデジタルが強襲して2着まで。つづくジャパンカップでは、3歳馬ジャングルポケットの追撃を振り切れずにクビ差の2着。引退レースとなった有馬記念では、同じく3歳馬マンハッタンカフェに先着を許し5着までと、いずれも下の若い世代に敗れシンボリルドルフ超えまであと一歩で現役を退きました。

アーモンドアイは皇帝を超え、偉業達成となるでしょうか。注目が集まります。

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