きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2019.12.26

歌人“京雅”さんからの和歌(沓冠) 有馬記念

先週は、暮れの祭典、有馬記念が行われました。当日の中山競馬場の入場者数は9万人を超え、有馬記念競走単体の売上げは468億8971万4600円と対前年比107.4%でした。覆面歌人の京雅さんからは、この有馬記念の和歌が届きました。是非、隠れたメッセージを読み解いてください。(メッセージの答えは最後に)

有馬記念 京雅

追い競い
真の決戦
まさか見た
令和の闘い
累代語るよ

隠れたメッセージは「おしまれる いんたいよ → 惜しまれる 引退よ」です。
追()い競い(
真()の決戦(
ま()さか見た(
令()和の闘い(
累()代語るよ(


<京雅さんの和歌【沓冠】の解説>
過去最高とも言われ、令和最初の激闘に相応しいメンバーが揃った今年の有馬記念。真の頂点を決めるための闘いが繰り広げられました。見事、勝者に輝いたのは、このレースで引退を表明していた女傑・リスグラシューでした。
レースは最注目馬のアーモンドアイが1週目4コーナーから、外目をかかり気味にあがっていき、スタンドはどよめきに包まれました。リスグラシューは反対に内埒インコーナーをピッタリと折り合います。
最後の直線・中山の急坂で、伸びあぐねるアーモンドアイ。女王の苦しむ姿にスタンドは「まさか!」の悲鳴。外からはリスグラシュー、サートゥルナーリア、ワールドプレミア、フィエールマンが鋭い差し脚。最後は、レーン騎手に導かれたリスグラシューが、後続に5馬身差の圧倒的強さを見せつけゴールイン。後世に語り継がれるであろう、令和最初の有馬記念を制したリスグラシュー。「まだまだやれる!」、ファンから引退を惜しむ声が聞こえてきます。

有馬記念は終了しましたが、今年の中央競馬は終わりません!28日には、来年の弥生賞、そしてクラシック皐月賞・日本ダービーへと続く道GI・ホープフルステークスが行われます。今年は、土曜日の開催ということで、多くのお客様のご来場をお待ちしております。


※ 【沓冠】の解説
和歌の折句の一種。意味のある10文字の語句を、各句の初め(冠)と終わり(沓)に1字ずつ詠み込んだもの。「沓」とは、体の一番下に着けるもので、「冠」とは、一番上に着けるものであることから、「沓冠」といわれる。 平安貴族の「言葉遊び」で、短歌の中に、本文とは違う言葉を忍び込ませて、和歌の表面とは違ったメッセージを密かに伝えているところが、面白いところ。

※歌人“京雅”さん
長く競馬サークルに住みついている覆面歌人。本年から、当協会ホームページで連載開始。渾身の一首をお届けするので皆さんも、是非、謎解きに挑戦してください。