きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

週末はビッグレース目白押し!

10月18日は、鮫島 克駿 騎手の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

今週末は世界各地でビッグレースが目白押し。日本では先週の秋華賞に続いて菊花賞が、イギリスではシーズンを締めくくるチャンピオンズシリーズが行われカテゴリー毎のチャンピオンが決定されます。遠征中の日本馬ディアドラは中距離の伝統の大一番G1ブリティッシュチャンピオンSにスタンバイしています。南半球のオーストリアでは、馬券発売もあるコーフィールドCに重賞3連勝中の日本馬メールドグラースが出走します。日本産馬のウォルフ、来日が決まった種牡馬アニマルキングダムの今のところ唯一のG1馬であるエンジェルオブトゥルースも顔を見せていて、色々な意味で興味深い一線になりそうです。

英チャンピオンSのディアドラは良馬場でこそ切れ味が生きるタイプですから、道悪必至の今回のアスコットでは少し分が悪いかもしれません。人気はマジカルに集まっているようです。凱旋門賞で果敢に先行して超ハイペースの前崩れ競馬を演出しながら、5着と掲示板内に踏ん張った地力は並ではありません。勝ったヴァルトガイストはともかく、凱旋門賞で一番強いレースをしたのはこの馬だったかもしれません。激闘の疲れだけが心配ですが、順当なら今季3勝目のG1をゲットしそうです。フランキー・デットーリ騎乗のコロネットも地味な印象ですが、今季はG1を2勝しており侮れない存在でしょうね。

コーフィールドCは過去にここからメルボルンCでワントゥーを実現したデルタブルースとポップロックを輩出したりアドマイヤラクティが勝ったことで知られる日本ファンにはお馴染みの一番、1着賞金300万AUSドル≒2億2000万円の高額賞金レースで多頭数の上、ハンデ戦とあって難解なレースです。ダミアン・レーンとの名コンビで重賞3連勝中の日本馬メールドグラースは、充実に加えてハンデも55.5キロと手ごろで人気を集めていますが、大外枠を引いてしまったのがどうなんでしょうか?脚質的にいったん後方まで下げて、そこから追い上げるロスを強いられそうです。厳しい戦いを覚悟しなければならないでしょう。今回の特徴は、メルボルンCを目標にヨーロッパから転厩してきた実力馬が目立つことです。超良血馬ミラージュダンサーは、休養がちで出世が遅れましたが素質のほどは折り紙つき、新天地で一変しても驚けません。コンスタンティンノープルは先週の転厩緒戦コーフィールドSで金星を挙げたケープオブグッドホープと同じエイダン・オブライエン厩舎からの移籍馬で長距離適性に見所があります。ムスタジャーは22頭立ての英ハンデ戦最高賞金のイボアHを快勝して勇躍南半球に乗り込んできました。この馬も不気味です。いずれにしろ前半の位置どりと直線の手に汗を握る追い比べがファンを沸かせてくれそうです。

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