きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ゴールドシップ産駒ワンツー

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土曜札幌競馬場では札幌2歳ステークスが行われました。過去に多くのG1馬が駆け抜けていったレースで、今年は前走2着以下を大差でぶっちぎったゴルコンダ、英国産馬ダーリントンホールの2頭に注目が集まりました。レースは、直線ゴルコンダが早めに抜け出しそのまま後続をちぎるかと思われた中、外からブラックホールが勢いよく先頭に立ち最後は2着サトノゴールドに1馬身1/4差をつけて優勝。2着サトノゴールドとともに、ゴールドシップ産駒ワンツーの結果となりました。

札幌2歳ステークスは、ブラックホールの父ゴールドシップも現役時代に走っています。2011年のレースで、ゴールドシップは最後方から直線追い込んだもののグランデッツァに届かず2着に終わっています。しかしゴールドシップはその後、ラジオNIKKEI杯、共同通信杯をステップに皐月賞を劇的な走りで優勝。秋には菊花賞を勝ちさらには有馬記念制覇、古馬になって宝塚記念2度、天皇賞(春)とG1タイトルを手にしました。引退後に種牡馬となって今年新種牡馬として産駒がデビュー。ブラックホールは後方待機からの父を彷彿させる豪快な差し切りで、嬉しい産駒初のJRA重賞制覇となりました。

日曜は小倉競馬場で小倉2歳ステークス、新潟競馬場で新潟記念が行われます。夏競馬オーラスです。2019年夏最後を飾る馬はどの馬でしょうか。

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