きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2019.8.29

歌人“京雅”さんからの和歌(沓冠) キーンランドカップ

8月29日は、斉藤崇史 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
先週は新潟競馬場で新潟2歳ステークス、札幌競馬場でキーンランドカップと2つの平地重賞が行われました。両重賞とも1番人気が期待に応え重賞制覇となりました。京雅さんからは、当協会会員の(株)ダノックス様が優勝したキーンランドカップの和歌が届きました。是非、隠れたメッセージを読み解いてください。(メッセージの答えは最後に)

キーンランドカップ 京雅

実力ね
よほどの無念
ガッツ馬は
意地で勝ちほら
無欲リベンジす

隠れたメッセージは「じょがい むねんはらす → 除外 無念晴らす」です。
実()力ね(
よ()ほどの無念(
ガ()ッツ馬は(
意()地で勝ちほら(
無()欲リベンジす(


<京雅さんの和歌【沓冠】の解説>
今回は隠れたメッセージが、4文字と6文字で分かれる上級者向けでしたが、皆様解読できたでしょうか。
キーンランドカップを制したのはダノンスマッシュ。前走は函館スプリントステークスを予定していましたが、禁止薬物による除外馬問題の影響で出走除外に。オーナー、調教師、騎手、生産者などすべての関係者の無念を晴らすために、意地で優勝をもぎ取りました。函館スプリントステークスでも1番人気が予想された実力馬。ライバル馬との戦いの他に、与えられた状況をも乗り越えて、出走できなかった函館スプリントステークスのリベンジを果たしました。
(株)ダノックスの野田オーナーご夫妻、函館スプリントステークスでも好走が期待できただけに、除外は本当に悔しかったそうです。今回、その無念が晴れてとても嬉しかったと伺っております。
またファンにとっては、「重賞タイトルは十分獲得した。さぁ、いよいよGIのタイトルを・・・」そう、願う快走でした。


キーンランドカップはサマースプリントシリーズの対象レースですので、現在の状況を少し振り返ってみましょう。
ここまで12ポイントを獲得しているカイザーメランジェが1位となっております。今回キーンランドカップを制したダノンスマッシュは10ポイントで4位です。
シリーズ優勝の条件は13ポイント以上かつ1勝以上ですので、結果は最終戦のセントウルステークスまで持ち越しとなっております。
シリーズの行方にもぜひ、注目してください。


※ 【沓冠】の解説
和歌の折句の一種。意味のある10文字の語句を、各句の初め(冠)と終わり(沓)に1字ずつ詠み込んだもの。「沓」とは、体の一番下に着けるもので、「冠」とは、一番上に着けるものであることから、「沓冠」といわれる。 平安貴族の「言葉遊び」で、短歌の中に、本文とは違う言葉を忍び込ませて、和歌の表面とは違ったメッセージを密かに伝えているところが、面白いところ。

※歌人“京雅”さん
長く競馬サークルに住みついている覆面歌人。本年から、当協会ホームページで連載開始。渾身の一首をお届けするので皆さんも、是非、謎解きに挑戦してください。