きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2019.3.1

ヨーロッパ競馬発進!

3月1日は、松山 弘平 騎手の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

3月の声を聞くと、春の遅いヨーロッパでもにわかに動きが慌ただしくなります。アイルランドのバリードイルを調教拠点とする名門エイダン・オブライエン厩舎が、今日行われるオールウェザー(AW)馬場のダンダーク競馬場でいよいよ重い腰を上げ今シーズンを始動させます。トップバッターは3歳のメイドン(未勝利戦)に出走するユーエスエスミシガン。圧倒的な1番人気に支持されていますが、父ウォーフロント、母の父アンブライドルズソング、祖母の父アーチという生粋のアメリカ血統で、AWの馬場はいかにも走りそうなイメージが伝わります。

オブライエン師の狙いは、ヨーロピアン・ロード・トゥ・ザ・ケンタッキーダービーのシリーズに指定されているG3パットンS。2.2倍の1番人気に推されているウェスタンオーストラリアは、英愛両ダービー馬オーストラリアの初年度産駒でG1フューチュリティトロフィー3着という実績が光ります。2番人気もバリードイルのヴァンベートーヴェンでG2レイルウェイSの勝ち馬です。昨年の米三冠馬ジャスティファイを出したスキャットダディの仔で、この世代がラストクロップになります。人気は両馬に譲りますが、ガリレオ産駒のアルバカーキは同じオブライエン厩舎でG1を3勝したリップヴァンウィンクルの全弟という良血馬です。師の長男ジョセフ・オブライエン厩舎も2頭出しで出走8頭中5頭がオブライエン勢とシーズン幕開けから猛チャージをかけます。ケンタッキーダービーのプレップレースは、来週のケンプトンのコンディションSもその一つですが、オブライエン師はそちらにも英愛双方の2000ギニー馬チャーチルの全弟で期待の高いブレニムパレスを登録しており、チャーチルダウンズ行の切符には事の外ご執心のようです。パットンS組を含めて何頭かをドバイのUAEダービーに送り込むプランもあるようです。ケンタッキーダービーへの本気度が伝わります。

一方、ライバルのゴドルフィンは例年通り年明けのドバイ開催から使い出され、ドバイはもちろんオーストラリアや日本も含めて全世界で早くも通算100勝越えと猛ダッシュを決めています。G1レースの少ない時期ですが、今季は既に2勝を上げており、世界競馬最高の主役の座を貼り続けています。今月末のドバイミーティングではアーモンドアイやレイデオロを筆頭とする日本勢の強敵になりそうです。いずれにしろ今年も面白く熱い競馬が楽しめそうな予感を孕んだ春の訪れです。