きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

名騎手対決

3月22日は、水口 優也 騎手の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

ドバイワールドCデー、藤沢和雄厩舎のレイデオロなどが出走するシーマクラシックは世界の名調教師対決という興味深い一面があると昨日お話ししましたが、日本馬5頭がクツワを並べるドバイターフは、名騎手対決も見所の一つです。一昨年ライアン・ムーア騎手でドバイターフを制しているリアルスティールは、早々と大御所フランキー・デットーリ騎手を確保して勝利への意欲を宣言しています。昨年は女傑エネイブルとのコンビで4勝目の凱旋門賞など大レースを勝ちまくったG1請負人です。この上なく心強い助っ人を迎えました。

昨年香港のマジックマン・ジョアン・モレイラ騎手が魔法のような末脚を引き出して、このレースを勝っているヴィブロスはフランスからクリスチャン・デムーロ騎手が駆け付けます。ご存じミルコ・デムーロ騎手の実弟で若手ながら度胸の座った騎乗で大レースでの強さに定評があります。そのマジックマン、今年はネオリアリズムの手綱を執ります。他の日本勢はクリストフ・ルメール騎手がディアドラ、岩田康誠騎手はクロコスミアの鞍上ですね。豪華絢爛な顔ぶれになりました。

王者ムーア騎手は、ランカスターボマーとドーヴィル、どちらのクールモアホースを選択するのでしょうか?ボマーは“最強の1勝馬”として有名なダークホースです。BCマイル、セントジェームスパレスSなど世界的なマイルG1で2着に食い込んでファンを驚かせました。ゴドルフィンの刺客ベンバトルはオイシン・マーフィー騎手。日本のファンには馴染みが薄いのですが、ヨーロッパでは確かな存在感を示している有望株です。出走頭数やネームヴァリューでは日本馬にアドバンテージがありそうですが、海外勢のポテンシャルも侮れず、馬券的にも興味深い一番になりそうです。

×