きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2017.6.24

障害王者への序章

ようこそいらっしゃいませ。

土曜東京競馬場では東京ジャンプステークスが行われます。かつて東京オータムジャンプとして10月に行われていたレースで、2009年に「東京ジャンプステークス」に名称を変更。開催時期が6月に移りました。昨年は中山グランドジャンプを制覇したオジュウチョウサンが出走。人気に応えて完勝すると、秋には同じ東京の舞台で連勝を決め、以降中山大障害、阪神スプリングジャンプ、そして6連勝で今年春の中山グランドジャンプ連覇となりました。しかしそのオジュウチョウサンは中山グランドジャンプ後に骨折が判明。全治6ヶ月で、暮れの中山大障害へ向けてリハビリ調整中となっています。王者が休養中、新たに王者を狙う刺客が登場するかが東京ジャンプステークスになっています。

今年は9頭立てとなりました。障害オープン連勝中のハギノパトリオットに人気が集まっています。
ハギノパトリオットは父キングカメハメハ、母父オペラハウス、母はエリモファイナルの血統です。ハギノパトリオットは平地路線では直線でひと伸びしそうで伸びきれず、どこかもどかしさを感じさせるレースがつづき、3歳未勝利の2着が最高着順でした。その後セン馬となり障害へと転向します。そして4戦目でスタートから逃げ切り、初の勝利を手にしました。苦手だった飛越もベテラン熊沢旗手の叱咤激励とともに上達。前々走では道中控える競馬の新境地を開き、前走は大逃げするダノンゴールドを後方でじっと見ながらレースを進め、直線で差し切っての勝利でした。

手綱をとる熊沢騎手はこれまで中山、阪神、京都、新潟、小倉の5場でジャンプ重賞を勝利しており、残すは東京のみ。高田潤騎手に続く史上2人目の障害重賞全6場制覇がかかっています。偉業達成とともに、障害王者へ向けての序章がはじまっていきそうな予感がします。