きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2016.5.7

21年ぶりの挑戦

ようこそいらっしゃいませ。

日本時間の8日早朝、ケンタッキー州チャーチルダウンズ競馬場でケンタッキーダービーが行われます。創設は1875年で今年で142回目。アメリカクラシック三冠レースのの第一冠目のレースになります。
歴史ある栄誉の舞台に今年日本からラニが参戦します。日本調教馬の出走は1995年に出走したスキーキャプテン以来、21年ぶりの挑戦になります。スキーキャプテンは1994年にデビュー。圧倒的支持を集めた新馬戦を勝利で飾り、2戦目の京都3歳ステークスでも勝利を収め、朝日杯3歳ステークスでは同じく無敗馬のフジキセキと一騎打ちとなりました。レースではクビ差敗れるも素質の高さを示し、翌年きさらぎ賞で単勝1.0倍の圧倒的人気の中で重賞初勝利を手にし、ケンタッキーダービーへと向かいます。結果19頭中14位の結果でしたが、1995年はまだ日本馬の海外遠征は経験が浅い時代でした。

それから21年が経ち、日本調教馬の海外遠征のノウハウも当時よりも遥かに蓄積され、そして今回の挑戦となります。
ラニの父はTapitで、日本ではテスタマッタ、ゴールデンバローズなどの活躍馬をだしています。母は戦後初の天覧競馬となった2005年天皇賞(秋)で女帝となったヘヴンリーロマンスです。昨年9月にデビューしたラニは3戦目で勝利し、カトレア賞と連勝。ヒヤシンスステークスは5着だったものの、ドバイへと遠征しUAEダービーを勝ってケンタッキーダービーへの出走です。

レース前の人気では7戦無敗でG1・4勝のナイキストが大本命となり、サンタアニタダービーを制したイグザジェレイターが2番手、ラニは10番人気以下で伏兵扱いとなっています。歴史ある栄誉の舞台で母がロマンスをみせたような走りを披露できるでしょうか。