きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

雪辱なるか、連覇か、それとも新世代女王誕生か

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土曜東京競馬場で行われた武蔵野ステークスは、3歳ダート王のノンコノユメが豪快に差し切って優勝。秋初戦を飾りました。休み明け、しかも初の58キロを背負ってのレースでしたがなんのその。直線後方からグイグイと先行馬を抜いて行き、先に抜け出していたタガノトネールをゴール寸前でハナ差交わしての勝利でした。同世代でデビューから4連勝、古馬を次々と破り当日のレースでも1番人気に支持されていたモーニンは3着の結果でした。それにしてもノンコノユメの強さには改めて驚かされました。次は暮れの中京のチャンピオンズカップで一線級の古馬が立ちはだかりますが、今回のレース内容でさらに夢が広がりました。

日曜は京都競馬場でエリザベス女王杯、福島競馬場ではハンデ重賞の福島記念が行われます。
エリザベス女王杯の前日オッズが発表されました。1番人気はヌーヴォレコルトで3.2倍、2番人気がラキシスで4.9倍、3番人気にルージュバックが5.8倍で入り、4番人気がタッチングスピーチで8.0倍とここまでが10倍を切るオッズになっています。昨年はオールカマー2着から挑んだラキシスが優勝し女王に輝きましたが、今年はヌーヴォレコルトがオールカマー2着からのレースになり春や昨年1番人気に支持されながらもレースを取りこぼした雪辱を狙います。日曜の京都競馬場は曇から晴れの予報ですが、馬場がどこまで回復するでしょうか。雪辱なるか、連覇か、それとも新世代女王誕生か。古都の秋を染める女王決定戦は、どんな結末となるでしょうか。

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