きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2015.8.31

大物現る

ようこそいらっしゃいませ。

日曜、新潟競馬場で行われた新潟2歳ステークスは、ただただその走りに圧巻、何度レースを見ても今後の成長に末恐ろしさを感じるほどの走りを魅せられました。
勝ったのは1番人気のロードクエストでした。デビュー戦同様、スタートの出が悪くて後方から。道中は馬群の最後方を進み、800mを通過した地点でもまだ後方。果たしてこの位置から届くのかと思われての直線でしたが、残り600mを切ったところで徐々に馬群へととりつき、馬場最内にいたと思ったら残り200mではあっという間に先頭へ。気がつけば馬場ど真ん中を独走し、最後は持ったままで2着ウインファビラスに4馬身差をつける圧勝でした。
出走した同世代の他馬にムチが入る中、横目でチラリとしながら楽な手応えで抜け出していくさまは、頭1つも2つも飛び抜けているような大物感漂うレースぶりでした。

ロードクエストは父マツリダゴッホで母父チーフベアハートの産駒になります。母のマツリダワルツは現役時代は地方競馬を走った馬で、繁殖牝馬となりロードクエストを含めて3頭の仔を競走馬に送り出しています。しかし全兄のマツリダノブは地方で下のクラスのダート戦を走っている馬ですし、半兄のビップヘラクレスは6戦してまだ未勝利と、兄弟の中から1頭別格のロードクエストが産まれたような状況です。ただ、母父のチーフベアハートと言えば、その直仔のマイネルレコルトが2004年の新潟2歳ステークスを優勝。暮れの朝日杯フューチュリティステークスを制し、2歳の頂点に立っています。とはいえ、父系にディープインパクトやキングカメハメハが刻まれておらず母系から産まれたクラシック馬もだいぶ遡らなければ出てこないような血統から、このような大物が登場するとは、まさにこれもまた競馬の魅力といった感想を持ちます。

ロードクエストは今後どれほどの成長を遂げていくでしょうか。わずか2戦目にしてこの走りですから、まだまだ末恐ろしさを感じさせます。