きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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船橋競馬場で交流重賞のかしわ記念が行われました。G1馬3頭が出走し、豪華な顔ぶれが揃いました。レースは、ホッコータルマエが残り200mを切ったところで逃げるエスポワールシチーをとらえて抜け出し、最後は1馬身半差をつけ初のG1タイトルを手にしました。

ホッコータルマエは、交流重賞を含め重賞4連勝です。昨年のジャパンカップダート時は、9番人気の馬でした。先行してレースを進めニホンピロアワーズの3着に入り、ローマンレジェンドにも先着しています。それでも、伏兵のイメージが拭いきれませんでした。

それから、今回のかしわ記念までレースを5戦消化。前走のアンタレスステークスでは、斤量差こそあれどニホンピロアワーズに雪辱を果たしています。この半年でずいぶんとたくましく成長を遂げました。まだ4歳馬。ますます強くなりそうで楽しみです。

かしわ記念が終わり、照準は6月の帝王賞へ向かいます。JBCクラシックの覇者ワンダーアキュートは武豊騎手との新コンビで挑むことが決まったようです。8歳馬エスポワールシチーもまだ覇権を狙える座にいます。超新星と称され舞台に登場したローマンレジェンドも、今回は休み明け、次走は変わってくるでしょう。ジャパンカップダートを圧勝したニホンピロアワーズも王座を狙って調整を進めているようです。

今年、どの馬がダート界を牽引していくのでしょうか。群雄割拠する猛者にホッコータルマエが加わり、覇権を握る争いは一段と混沌とし熱を帯びてきました。

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