きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

注目集まるマンハッタンカフェ産駒

ようこそいらっしゃいませ。

日曜、古馬牝馬重賞と3歳牝馬重賞が中山と阪神競馬場で行われました。

中山競馬場のメインは中山牝馬ステークスでした。
勝ったのは4歳牝馬のバウンスシャッセで、直線で外から追い込み先に抜けだしたアイスフォーリスをゴール前捉えての勝利でした。バウンスシャッセは1年ぶりの勝利で、来週中山競馬場で行われるフラワーカップの昨年の覇者がこのバウンスシャッセでした。
バウンスシャッセは昨年フラワーカップを勝ち、桜花賞へは向かわず皐月賞へ出走します。牡馬に混じって結果は11着と大きく敗れたものの、次走のオークスではヌーヴォレコルト、ハープスターの3着に入るなど力のあるところを見せました。しかし夏以降成績が振るわず、今回ヴィクトリアマイルへ楽しみが広がる復活Vとなりました。

阪神のメインでは桜花賞トライアルのフィリーズレビューが行われました。
1番人気クイーンズリングが直線で先行馬をまとめて差し切り、無傷の3連勝で桜花賞へ名乗りをあげました。2着ペルフィカ、3着ムーンエクスプレスまでが桜花賞への優先出走権を手にしました。
クイーンズリングは父マンハッタンカフェ、母父アナバーの血統です。無敗でマンハッタンカフェ産駒というと、今年はもう1頭同世代の牝馬で重賞を制覇したルージュバックがいます。ルージュバックも3戦して3勝。しかも初の重賞タイトルはポルトドートウィユ、アッシュゴールドといった牡馬を相手にした勝利でした。

マンハッタンカフェは芝路線ではかつてレッドディザイアにジョーカプチーノ、ヒルノダムールのG1馬を送り出してます。ここ数年はグレープブランデーがダートで頂点に立ったものの、芝でのG1馬誕生は遠ざかっていました。先月の新馬戦で勝ったマンハッタンカフェ産駒のロッカフェスタも、なかなか強い競馬を見せての勝利でした。ルージュバックにクイーンズリング、あるいはロッカフェスタなど、今年はマンハッタンカフェ産駒に注目が集まりそうです。

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