きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

春の主役の座を目指して

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土曜阪神競馬場では3歳牝馬重賞のチューリップ賞が行われました。今年のレースにはブチ模様の白毛馬ブチコが出走。ファンの注目を集めていました。
もっか2連勝。ダートでは破格の走りをみせるブチコですが、芝は3戦して未勝利でしかも今回はクラシックを見据えた同世代が集まる重賞レースです。大外からの出走もあり、さすがに今回は厳しいレースとなりました。向こう正面で2番手まで進出したものの直線で失速し結果は14着でした。それでも単勝6番人気に支持され、レース前のパドックには土曜日にもかかわらずG1並の多くのファンが詰めかけました。現在中央競馬に登録されている競走馬およそ7500頭のうち、白毛の馬はこのブチコも含めてわずか3頭だけのようです。次走からは得意の舞台に戻り、ぜひ白毛を悠々と風になびかせてください。

また同じ日中山では高松宮記念を見据えたオーシャンステークスが行われました。
過去100万馬券が幾度となく飛び出し、荒れるか手堅く収まるか両極端の傾向があるオーシャンステークスですが、今年は7番人気のサクラゴスペルが優勝。2着には1番人気のハクサンムーンが入り、3着は4番人気のベステゲシェンクで3連単59,500円と固く収まった年になりました。サクラゴスペルは2013年につづいてオーシャンステークス2度目の優勝です。2着に入ったハクサンムーンも、ここ2戦は13着、18着と大敗がつづいてましたが復活への兆しをみせてくれました。ハクサンムーンは2013年にはロードカナロアと競い、昨年は短距離界を牽引していくと期待されていた馬です。自信を取り戻し、今年の短距離路線をけん引していってください。

日曜は牡馬クラシックへ向けての弥生賞が行われます。
先月行われた共同通信杯ではリアルスティールが圧巻のパフォーマンスで主役をアピールしました。さて弥生賞ではどの馬が抜け出すでしょうか。誰にも負けない情熱で主役の座をアピールしてください。

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