きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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今週は京都競馬場で牝馬三冠最終戦、秋華賞が行われますね。96年に創設された本競走は、今年で17回目を迎えます。注目のジェンティルドンナは、桜花賞・オークスと二冠を達成し、牝馬三冠に王手をかけています。

これまでに牝馬三冠を達成した馬はわずかに3頭のみ。86年メジロモラーヌ・03年スティルインラブ・10年アパパネ。どの馬も類い稀な競馬センスと高い競走能力を持っていました。

過去10年の成績を見てみると、圧倒的に1番・2番人気の勝率が高くなっています。それ以外で勝利したのは、08年の11番人気ながら優勝したブラックエンブレムのみです。更に前走ローズS組の好成績が、過去10年で8勝を含む連対馬16頭を出す活躍を見せています。

今年のローズSを単勝オッズ1.5倍の圧倒的1番人気の中、快勝したジェンティルドンナ。そのレース内容も文句なしの完璧な内容だったことから、当日も圧倒的な支持を受けるのではないでしょうか。しかし、歴史的名馬のブエナビスタがこの最終戦でレッドディザイアに逆転劇を演じられたように、波乱があっても不思議ではありません。レッドディザイアと同じく桜・樫ともに2着惜敗のヴィルシーナ。三冠阻止の可能性は十分考えられるでしょうね。

G1競走という大舞台で競い合う競走馬たちは、今後も良きライバルとしてお互いを刺激し合い、これからも競馬を盛り上げてくれることでしょう。

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