きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

報知杯弥生賞ディープインパクト記念

3月8日は、加藤 祥太 騎手、嶋田 純次 騎手、新谷 功一 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

日曜は中山競馬場で弥生賞ディープインパクト記念が行われます。今週もコロナウイルスの影響により、無観客競馬での開催です。
弥生賞はレース名が、今年から弥生賞改め弥生賞ディープインパクト記念となりました。

ディープインパクトが弥生賞を走ったのは、2005年になります。前走の若駒ステークスでファンの度肝を抜く走りで勝利。関東初上陸とあって注目もさらに高まり、クラシック前哨戦でどれくらいちぎって勝つのかとの期待がかなり高まっていたのを覚えています。ところがレースでは最内を付いたアドマイヤジャパンが押し切りを図り、ディープインパクトは後方からレースを進めてゴール直前クビ差交わして優勝。ファンが期待していたぶっち切っての圧勝ではなく、それから皐月賞までは、これは他馬にもつけ入る隙があるのではとも思わされたりしました。そのディープインパクトは、弥生賞から皐月賞を勝ち、ダービー、菊花賞と圧勝。三冠馬となり、歴史的な名馬の道を歩んでいったのはご存知の通りです。

弥生賞ディープインパクト記念となり初めて行われる今年のレースでは、武豊騎手がディープインパクト産駒サトノフラッグに騎乗、ルメール騎手がハーツクライ産駒のワーケアに跨り、興味深い顔合わせとなりました。2005年、有馬記念でディープインパクト国内唯一の黒星をつけたのが、ルメール騎手鞍上のハーツクライでした。それまでの追い込み脚質から一転、先行策にでる大胆なレース運びでディープインパクトの追い込みを封じ込めました。15年の歳月が経ち、あのときのリベンジ、代理激突の様相となっています。リベンジか、再現か。
今週も無観客競馬での開催ですが、どうぞレースにご注目ください。

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