きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2019.12.15

精鋭2歳激突

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日曜は阪神競馬場で朝日杯フューチュリティステークスが行われます。1949年の創設から中山競馬場を舞台に行われてきた朝日杯フューチュリティステークス(朝日杯3歳ステークス)が、阪神競馬場に移ったのが2014年です。当時、中山1600mは枠順による有利不利があり、王者を決定する舞台としてはふさわしくないというような指摘や風潮が根強くありました。三冠馬ナリタブライアンを筆頭に多くの名馬を送り出してきたものの、いつしか実力馬は暮れのラジオたんぱ杯2歳ステークスに流れる傾向が出始め、大回りで直線の長く枠順の影響が少ない阪神競馬場1600mへと移設されました。同じ舞台で行われている阪神ジュベナイルフィリーズから、ウオッカ、ブエナビスタ、アパパネと名牝が立て続けに誕生し、かたや朝日杯フューチュリティステークスからはクラシック馬がなかなか送り出せていなかったことも移設の根拠を後押していたように思います。

さて舞台が阪神へと移ってから、ダノンプラチナ、リオンディーズ、サトノアレス、ダノンプレミアム、アドマイヤマーズと歴史を重ねています。いずれも最優秀2歳牡馬に選出されていますが、翌年のクラシック制覇叶わず、むしろアドマイヤマーズ、ダノンプレミアム、あるいは同レース3着のタワーオブロンドンとマイルあるいはスプリント路線での主役となっています。阪神移設と合わせて中山の2歳G1となったホープフルステークスからはダービー馬レイデオロ、皐月賞馬サートゥルナーリアが誕生しました。その経緯を考えると、朝日杯フューチュリティステークスをステップに翌年は2000m、2400mのクラシック路線とかつてあった路線図はもう過去となり、2歳時から馬の歩む距離路線がより明確になったように感じます。

今年の朝日杯フューチュリティステークスですが、サリオスが1.9倍、タイセイビジョンが5.9倍、レッドベルジュールが6.4倍、ビアンフェが12.4倍、ペールエールが13.1倍、ラウダシオンが18.4倍、ウイングレイテストが37.7倍、トリプルエースが38.0倍、ジュンライトボルトが41.8倍、タガノビューティーが48.0倍、メイショウチタンが93.1倍、マイネルグリットが98.0倍、エグレムニが108.4倍、グランレイが144.5倍、プリンスリターンが181.5倍、カリニートが313.9倍となっています。サウジアラビアロイヤルカップを2歳レコードで完勝したサリオスに支持が集まっています。2歳マイル王をかけて、精鋭2歳が激突します。