きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2019.3.21

歌人“京雅”さんからの和歌(沓冠) ファルコンステークス

3月21日は、西村 太一 騎手、武藤 善則 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
先週も4つの重賞と、盛り沢山な週末となりました。その中で京雅さんは当協会会員が勝利したファルコンステークスを和歌に詠みました。レースを頭に浮かべながら、隠れたメッセージを読み解いてください。(メッセージの答えは最後に)

ファルコンステークス 京雅
しめた大外
脚信じ抜き
我ら勝つ
背には隼人か
なるほど吉夢(きちむ)

隠れたメッセージは「しあわせな ときつかむ → 幸せな 時掴む」です。
し()めた大外(
脚()信じ抜き(
我()ら勝つ(
背()には隼人か(
な()るほど吉夢(


<京雅さんからのメッセージ>
ファルコンステークスは、ハッピーアワー(重賞制覇の翌日3月18日が誕生日)が重賞初制覇!
ハッピーアワー鞍上の吉田隼人騎手は、同馬の脚を信じ溜めに溜め、前が開くと見るや、「しめた」とばかりに大外から鋭い末脚をさく裂。一気に加速し突き抜け、先行馬をまとめて抜き去る見事な人馬一体(我ら)の快勝で重賞初制覇。
昨年3月に開業した武幸四郎調教師に重賞初勝利をプレゼント、名前に「幸」のつく幸四郎と高嶋祐子馬主、そして生産者の吉田ファームは、ハッピーアワー号で「幸せな 時掴む」、トリプルハッピー。本当におめでとうございます。
なお、レース名のファルコンは、ハヤブサ(隼)のこと。勝利した隼人騎手は、なんと勝利馬の母サクセスシルエット(馬主は高嶋祐子様のご主人の高嶋哲様)の引退レースでも騎乗していたんですね!これこそ、縁起の良いサイン、「吉夢」なり。


馬名の「幸」、調教師の「幸」、そして髙嶋オーナーと吉田隼人騎手の素晴らしい「縁」と、喜ばしい言葉が並んだ週末の重賞です。様々な縁を結んで関係者に笑顔をもたらすのも競馬の魅力のひとつ。そして、もうひとつ、この馬券を見事的中させた一般ファンの方の「幸」も付け加えておきたい、そんな一首でしたね。


※ 【沓冠】の解説
和歌の折句の一種。意味のある10文字の語句を、各句の初め(冠)と終わり(沓)に1字ずつ詠み込んだもの。「沓」とは、体の一番下に着けるもので、「冠」とは、一番上に着けるものであることから、「沓冠」といわれる。 平安貴族の「言葉遊び」で、短歌の中に、本文とは違う言葉を忍び込ませて、和歌の表面とは違ったメッセージを密かに伝えているところが、面白いところ。

※歌人“京雅”さん
長く競馬サークルに住みついている覆面歌人。本年から、当協会ホームページで連載開始。渾身の一首をお届けするので皆さんも、是非、謎解きに挑戦してください。