きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2018.2.21

オブライエン厩舎のスタートダッシュ

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昨年、G1年間制覇28勝と故ボビー・フランケル師の25勝の世界記録を大きく上回る金字塔を打ち立てたエイダン・オブライエン師ですが、今年も本格的なシーズンインはまだ先でも、精力的な動きを見せています。日本に短期免許で遠征していた主戦ライアン・ムーア騎手を途中で呼び戻して春先からスタートダッシュをかける意欲ぶりにはビックリです。今季はいつも以上に本気度満点!気合いが入っています。

ヨーロッパでは4月中旬の障害頂上戦グランドナショナルが終わらないとG1シーズンが始まらないのですが、今季のオブライエン厩舎は今週末リングフィールドのAWで行われるG3ウィンターダービーでシーズンを始動させるようです。G1馬ドーヴィルをはじめ、アイダホ、ランカスターボンバーなどおなじみの馬がドバイへの一叩きというポジショニングで登録していましたが、どうやらクリアースカイズ一頭に絞っての挑戦になりそうです。無名の馬と言って良い存在ですが、この馬はAW馬場で4勝すべてを挙げているように、オールウェザーの鬼です。馬の適性を見極めたエイダンのジャッジを信じるてでしょうか。他の有力勢はドバイ直行となるのでしょうか?

そればかりかオブライエン師はケンタッキーダービーに愛馬を送り込むことにも情熱を燃やしています。先の日曜日に最終ラウンドのOPヒヤシンスSが行われたジャパン・ロード・トゥ・ザ・ケンタッキーダービーでは、スマハマが勝利を収めて優先出走権を手にしたのですが、来月初めから始まるヨーロピアンラウンドにオブライエン師は、昨秋のBCジュベナイルターフを勝った良血メンデルスゾーンを大将格に軍団を送り込みます。メンデルスゾーンは父スキャットダディ、母レスリーズレディーの血統で、姉ビホルダーはアメリカでG1を勝ちまくった女帝ビホルダー、兄のイントゥミスチーフも人気の新鋭種牡馬という素晴らしい血統です。もうファンの興奮は高まるばかり。ヨーロッパの春はもう直ぐ。さて稀代の名伯楽、今年はいくつG1を勝つのでしょうか?