きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2016.12.25 有馬記念大決戦

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有馬記念を迎えました。2016年、中央競馬最後の開催です。有馬記念の前日オッズが発表されました。キタサンブラックが単勝2.5倍で1番人気、2番人気はサトノダイヤモンドで単勝3.1倍、3番人気はゴールドアクターで単勝8.5倍、4番人気はサウンズオブアースで単勝9.0倍とここまでが10倍を切るオッズで、以下シュヴァルグラン、マリアライト、ミッキークイーン、ヤマカツエースらがつづきます。
昨年の有馬記念はラストランとなるゴールドシップが1番人気となり道中進んだ有馬記念でしたが、今年は4歳世代のキタサンブラックに3歳最強世代のサトノダイヤモンドが激突する構図となりました。

振り返れば今年初め、中山記念でドゥラメンテがダービー以来のレースで復活劇を遂げ、2016年は最強馬ドゥラメンテが中心となって動くはずでした。しかしドゥラメンテはドバイシーマクラシック後の宝塚記念でレース直後に電撃引退となり、古馬路線が混沌とし始める中、3歳世代が台頭。皐月賞、ダービーと四強の激突に沸き、最強世代の称号とともに3歳世代に視線が注がれクラシック最後の一冠・菊花賞を底知れぬ強さでサトノダイヤモンドが制覇。時代の到来を強く印象づけるレースで古馬との激突へと向かってきました。その一方で、ドゥラメンテが抜けたことで層が薄くなったと思われた4歳世代ですが、天皇賞(春)にジャパンカップと古馬最高峰のレースをキタサンブラックが優勝。ジャパンカップではレインボーライン、ディーマジェスティの3歳世代2頭を退けての勝利でした。

サトノダイヤモンドにキタサンブラック、いざ両馬の激突です。2016年、競馬物語の終章はどんなレースを刻むのでしょうか。2017年へとつづく物語に期待します。

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