きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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東の横綱コディーノか、西の横綱エピファネイアか。今週中山競馬場で行われる弥生賞は、東西両横綱の激突に注目が集まっているようです。

東を背負うコディーノは、朝日杯フューチュリティSこそロゴタイプに上手く先行され足元をすくわれる結果になったものの、東スポ2歳Sで魅せた走りは将来の素質を十分に感じさせる圧巻の走りでした。コディーノはキングカメハメハの種牡馬5年目の世代になり、名牝シンコウラブリイの甥にあたります。母ハッピーパスも常に牝馬重賞で上位争いをしていた馬で2003年京都牝馬Sで重賞タイトルを手にしています。

西の横綱エピファネイアは、昨年暮れのラジオNIKKEI杯2歳Sで3頭が並んだ叩き合いを外から他馬をねじ伏せるような走りで抑えこみ、無傷の3連勝でこの弥生賞に乗り込んできました。エピファネイアは父シンボリクリスエス、母シーザリオの血統で、母シーザリオは2005年日本のオークスで女王に輝くと、渡米しアメリカン・オークスに出走。最後の直線コースでは他馬を寄せつけず2着に4馬身差をつける横綱相撲で、日米両オークスを制覇しました。

コディーノの父キングカメハメハも、エピファネイアの父シンボリクリスエスも、多くのG1馬を輩出きていますが牡馬クラシック制覇はまだ無冠になります。

これまで幾多の名馬が弥生賞をステップにクラシックを制覇してきました。どちらにとっても負けられないレースとなることでしょう。この春、クラシックの主役に立つのはどちらの馬か。両雄の激突に注目したいと思います。

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