きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

今年の海外馬券

1月31日は、高橋 祥泰 調教師、根本 康広 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

ファンの間にすっかり定着した海外馬券ですが、競馬法の規定に基づく農林水産大臣による指定レースが決まったようです。春のドバイワールドカップナイトを皮切りに年末の香港国際競走までの30レースが指定され、JRAはこの中から日本馬が出走するレースを中心に馬券発売を行うことになります。今年の特徴は、日本のファンにもお馴染みのコーフィールドCやメルボルンCといったハンデ戦がラインナップから外されたことでしょうか。20頭を越すような多頭数で難解なハンデ戦の馬券購入には少なからずリスクも伴い、JRAによる情報提供にも限度がありそうです。メルボルンCのような世界的ビッグレースを楽しみにしているファンも多いでしょうが、これはこれで過渡期の措置としては妥当なのかもしれません。

国別で見ると三冠レースに加えてブリーダーズカップ4レースが指定されたアメリカ、春と暮の国際競走を取り揃えた香港の7レースが一番多く、本家イギリスの6レースが追いかけ、以下ドバイ4、フランス3、オーストラリア2、アイルランド1と続きます。それぞれのレースの歴史や伝統、ファンに提供できる情報の質量を考えると、こうしたラインナップになってくるのでしょうね。ただアメリカの場合は7レース中4レースがダート、日本馬の出走を考えると、最終的はお隣の香港が最多発売国となるのでしょうか?

30レースの中にはエプソムダービーも入っています。日本ダービーと開催時期が重なるため、日本調教馬の遠征は考えにくいのですが、ぜひ馬券片手に本家本元の雰囲気を味わってみたいものです。それはさておき、世界中の競馬を堪能できる日本のファンは幸せですね。

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