きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

スプリンターズステークス&凱旋門賞結果

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日曜は日中国内でG1スプリンターズステークス、夜にフランスで凱旋門賞と国内外で注目集まるレース開催に釘付けとなった一日となりました。

中山競馬場で行われた秋のスプリント王決定戦・スプリンターズステークスは3番人気のレッドファルクスがレースを制しました。レースを振り返ると、外枠を引いたミッキーアイルがスタートからうまく先手を奪って自らの持ち味を活かして逃走。1番人気のビッグアーサーは最内枠から先頭5番手あたりを追走し、勝ったレッドファルクスは外中団といった位置取りで展開し、最後はアタマ、クビ、クビ、ハナ差。1着から16着までが0.7秒差に収まる団子状態の大激戦の末、逃げ粘るミッキーアイルをゴール前土壇場レッドファルクスが交わしての優勝でした。

レッドファルクスは馬柱の成績を見ればばらつきがあるものの、1200mに限れば無敗。単勝1.8倍の春のスプリント王ビッグアーサーに対してレッドファルクスは単勝9.2倍と開きがあったオッズだったものの、隠れたスプリントの名手でもありました。今回の勝利でレッドファルクスはスプリント路線の主役に浮上。かつ芝でもダートでも走ることから、多岐にわたる活躍に期待が高まる勝利となりました。
対して1番人気に支持されていた春のスプリント王ビッグアーサーは、直線で進路を導き出せず塞がったままで12着の結果でした。

フランス・シャンティイ競馬場で行われた第95回凱旋門賞は、R・ムーア騎乗の4歳牝馬ファウンドが直線抜け出してそのまま押し切り勝利を収めました。2着にハイランドリール、3着にオーダーオブセントジョージが入り、オブライエン厩舎のガリレオ産駒が1〜3着を独占。日本からは今年のダービー馬マカヒキが出走していましたが、好位でレースを進めるも直線で失速。14着に終わりました。
また今年から海外馬券がスタート。凱旋門賞が海外馬券最初の発売となりました。凱旋門賞の馬柱を手に馬券を購入しての海外レース、みなさんはどう捉えたでしょうか。海外馬券についてはまた明日触れてみたいと思います。

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