きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

勢力図はそのままか一変か?

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日曜は中山競馬場で最速スプリント王決定戦・スプリンターズステークスが行われます。今年もフルゲート16頭が出走。春のスプリント王ビッグアーサー、僅差2着のミッキーアイルに、サマースプリントシリーズで名を馳せたレッドファルクス、あるいはソルヴェイグ、ブランボヌール、シュウジの3歳馬らが激突する構図となりました。
前日オッズでは春のスプリント王ビッグアーサーが単勝2.1倍で1番人気に支持され、レッドファルクスが8.9倍で2番人気、ミッキーアイルが9.5倍で3番人気とここまでが10倍を切るオッズで、以下シュウジが14.1倍、レッツゴードンキが14.8倍、ブランボヌールが16.0倍、ソルヴェイグが16.2倍と横並び状態でつづいています。

スプリント路線のこれまでの流れを振り返ると、昨年はストレイトガールが人気に応えて優勝。そのストレイトガールは香港スプリント9着から引退撤回し向かった先がヴィクトリアマイルで、空位となったスプリント王を春に奪取したのがデビューからスプリント路線を走り続けてきたスペシャリスト・ビッグアーサーでした。そのビッグアーサーは秋緒戦のセントウルステークスではスノードラゴンに競りかけられながらも、最後は2着ネロを1馬身振り切って逃げ切り勝ち。今回、3歳馬シュウジに前走同様スノードラゴン、ベルカントら脚質同様の馬も揃い、果たしてどんなレース運びで自身の強みを発揮するでしょうか。

新たなスターが誕生し、スプリント路線の勢力図がスプリンターズステークス後に一変となるでしょうか? それとも春のスプリント路線中心馬が新興勢力を跳ねのけ地盤固めとなるでしょうか?

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