きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

初の海外馬券を終えて

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日曜行われた凱旋門賞は4歳牝馬ファウンドが優勝、日本から挑戦したマカヒキは14着の結果に終わりました。今年から海外馬券がスタート。最初のレースが先日の凱旋門賞でした。購入はインターネットからのみからでしたが、初の海外馬券の売り上げは41億8599万5100円と当初の見込み(4億~5億円)を大幅に上回る結果となりました。場外売り上げ込みでの比較でいえば、同日行われたスプリンターズステークスの売り上げが126億6409万3600円、1日のシリウスステークスが23億3127万8700円で、さすがにネット投票だけで国内G1を上回ることができずともG2、G3に十分匹敵する売り上げとなりました。
中には購入したくてもネットでの購入口座がなく、観戦のみとなったファンも多かったのではないでしょうか。レース当日の午前10時からの発売で、同日スプリンターズステークスも行われましたから馬券の買い控え、併売による影響も懸念されましたが、スプリンターズステークスの売り上げは対前年比104.0%とアップ。上々の結果となりました。

さて初めて体験した海外馬券でしたが、みなさんはどのように感じられたでしょうか。国内1番人気のマカヒキやポストボンドが敗れ、2、3着がハイランドリール9番人気、オーダーオブセントジョージ8番人気で3連単は38万60円の高配当となり、これまでの日本馬への応援一色とはどこか異なった感じ方でレースを観戦された方も多いのではないでしょうか。マカヒキの結果は残念ではあるけれど、これまで日本馬がチャレンジして壁に阻まれてきたときとはまた違った受け止め方となった感じもします。
また今回、海外馬券をとおして、楽しみ方が大きく広がったように思います。そのひとつが馬柱に記された血統です。凱旋門賞の馬柱にズラリ記された出走馬の父、母父からヨーロッパの中心を成す血統をこれまでよりもより身近に感じられたように思います。

次の発売はカレンミロティックが出走予定の豪州G1メルボルンカップ(11月1日)が検討されているようです。競馬の楽しみ方がさらに広がる結果にもなった海外馬券は企画から大成功と言ってよいでしょう。

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