きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

それぞれの話題に沸いた中山競馬

ようこそいらっしゃいませ。

先週で3回中山が幕をおろしました。およそ2ヵ月におよぶロングランで2月27日からスタート。開幕を告げる中山記念はドゥラメンテの復帰にアンビシャス、リアルスティールの4歳勢が年明け初戦ということもあり多くのファンが詰めかけた1日となりました。中山記念が終わればクラシックトライアルが本格化。弥生賞にスプリングステークスとクラシック前哨戦が熱を帯びて繰り広げられました。
3月26日には古馬G1戦線を占う日経賞が行われました。勝ったのは有馬記念馬ゴールドアクターで2着サウンズオブアースと有馬記念1、2着馬がそのままワンツー。エリザベス女王杯馬マリアライトが3着に入り、女王の強さを示して春の大一番へとつなげました。
春の中山競馬を締めくくる皐月賞は3歳最強馬が激突。覚醒したディーマジェスティが三強を撃破し、勢力図を塗り替えダービーへとその走りを刻みました。

今年は例年にも増して話題多き春の中山開催だったように思います。
売上も各レースとも前年比でプラスがつづき、皐月賞の売り上げは186億4621万2700円で対前年比110.7%とアップとなりました。

さて今週から舞台は東京、京都へと移り、2回東京、3回京都、1回福島の開催となります。クラシック戦線は第二章、ダービー、オークスへ向けての火蓋が切られます。クラシック戦線の行方に結末を変える新たな役者の登場、伝統の盾をめぐる古馬戦線の攻防に、女王の座をかけての激突と、春の話題はさらに加速していきそうです。

×