きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2013.4.19

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それにしても電撃的な決定でした。17日に関係者からの発表でブラックキャビアの引退が決まりました。13日に行われた自国でのTJスミスS(豪G1)でデビューから無傷の25連勝と無敗記録を伸ばし、キングストンタウンと並んでいたG1最多勝利数を抜いて15に更新していました。

英国ロイヤルアスコットへの遠征の話もあったブラックキャビアでしたが、厩舎および共同オーナーが協議した結果、いまが最良の花道と判断し、繁殖入りが決まりました。同じく無敗のまま引退した史上最強馬フランケルとの交配に期待も集まりますが、初年度の相手はまだ未定になっています。

ブラックキャビアの父Bel Espritはオーストラリア産の馬で豪G1のブルーダイヤモンドステークス、ドゥーンベン10000を勝った馬で、1000から1400mにかけて短距離で走った馬でした。その父ロイヤルアカデミーII は1990年にブリーダーズCマイルを制覇した馬で、引退後はシャトル種牡馬として世界を渡りました。ロイヤルアカデミーIIの直仔といえば、日本では2006年に安田記念でダイワメジャー、アサクサデンエン、ハットトリックらと激闘を演じたブリッシュラックが有名ですね。その年のチャンピオンズマイルも優勝しアジアマイルチャレンジのボーナスを獲得しています。

母父Desert Sunは、Sunlineを輩出した種牡馬でSunlineは豪G1コックスプレート連覇をはじめ、ドンカスターハンデキャップ、香港マイルなどG1・13勝をあげた、歴史的名牝でした。

繁殖牝馬となったブラックキャビアは、その後、自らの血をどのような形で仔へ受け継いでいくのでしょうか。