きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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4月28日香港のシャンティ競馬場で行われるオーデマ・ピゲ・クイーン・エリザベスII 世カップに日本ダービー、天皇賞(秋)と国内G1 2勝のエイシンフラッシュが出走を予定しています。

天皇賞(秋)の優勝コンビM・デムーロ騎手と共に国内最終追い切りを行い、万全の体調で香港へと向かいます。

1975年に創設された本競走は、長くスイスの高級腕時計ブランドのオーデマ・ピゲ社がスポンサーとなっており、賞金総額は1400万香港ドル(約1億8200万円)。現在では休止されていますが、ワールドレーシング・チャンピオンシップの開幕戦を飾るレースとしても有名でした。

エイシンフラッシュは父キングズベスト・母ムーンレディの血統で父は英国クラシックの一冠2000ギニーの優勝馬です。母もドイツで生産・調教され、ドイツセントレジャーなど重賞を4勝、母父のプラティニもドイツで活躍し、1993年のジャパンカップに出走した過去があります。父母両方にドイツ土着の血統が見られ、東西両独のダービーを制したビルカーハンのインブリードなど、非常にドイツ色の濃い血統構成になっているのが特徴です。

過去には、同じ『エイシン』の冠名を持つエイシンプレストンが2002-020-3年と連覇し、昨年に待望のG1初勝利をあげたルーラーシップの2頭がその名を歴史に刻んでいます。

ドバイWC以来の海外レースとなりますが、エイシンフラッシュの名に相応しい閃光のような走りで、優勝できるよう祈っています。

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