きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

中山伝統の一戦

ようこそいらっしゃいませ。

厳しかった寒さも和らぎ、少しずつ春の訪れを感じるようになってきました。
今週から第2回中山開催も始まり、開幕週から中山伝統の一戦、中山記念が行われます。
2011年優勝馬のヴィクトワールピサは、続くドバイワールドCを日本調教馬として初優勝し、昨年の覇者ジャスタウェイは、ドバイデューティフリーを圧勝、日本馬の力を見せつけてくれました。
さらにそのジャスタウェイは2014年のロンジンワールドベストレースホースランキング1位に輝いています。

近年の実績から国内だけでなく、国外へのステップレースとして大きな注目を集めるレースとなっているようです。
今年も3頭のクラシックホースがエントリーしていますから、実力馬によりハイレベルなレース展開となりそうですね。

やはり注目は2014年の皐月賞馬イスラボニータでしょう。
クラシックホースとなった所縁のある中山競馬場からの始動です。
JRA賞最優秀3歳牡馬の勲章を引っ提げ、古馬となった彼の活躍に期待が高まります。

これに対するは、同じく皐月賞馬のロゴタイプ。
こちらは皐月賞から2年近く勝星から遠ざかっていますが、相変わらずレベルの高い走りを見せ、地力健在をアピールしています。
得意の中山競馬場での復活劇が見られるのでしょうか。

クラシックホース最後の一頭は、オークス馬のヌーヴォレコルト。
当時、世代最強馬の呼び声をほしいままにしたハープスターを下した彼女の能力はあなどれませんね。
牡馬が相手となる久しぶりの実戦ですが、非常に楽しみな一頭です。

今回は、クラシックホース3頭が実力実績ともに頭一つ抜け出ている感じですが、伏兵による優勝も十分に考えられます。
2010年の優勝馬トーセンクラウンは13番人気でしたし、2006年に連覇を達成したバランスオブゲームや2007年に優勝した当時8歳馬のローエングリンらは6番人気でした。

クラシックホースがその実力を見せつけるのか、はたまた伏兵による波乱が待っているのか。レース展開に要注目です。

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