きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

中山に集う中距離戦の雄

ようこそいらっしゃいませ。

今週で第1回中山競馬は最終週となります。

ラストウィークを飾る注目レースは、中長距離戦を主戦場とする多彩なメンバーが揃うアメリカJCCです。
過去の優勝馬を見てもダノンバラードやルーラーシップ、トーセンジョーダンらGIレースでも活躍している素質馬たちの名が見られます。
近年の傾向では、ここを始動戦とするGI馬も多く、新年の中山を飾るビックレースなのは間違いないでしょう。

今年の注目は何と言っても、有馬記念優勝馬のゴールドシップが参戦予定であることでしょう。
1983年のアンバーシャダイ以来、実に32年ぶりの有馬記念優勝馬の参戦です。
前走の有馬記念ではスローな展開が影響し、惜しくも3着でしたが、凱旋門賞から帰国後、一叩きした今回は状態も良く、得意の中山コースで斤量差もあまりないことからゴールドシップらしい強い走りに期待していると須貝調教師も期待しているようです。

対するは昨年、ダイヤモンドSとアルゼンチン共和国杯と重賞2勝し、GIレースでも好走を見せたフェイムゲームでしょう。
3つ目の重賞タイトルを手中に収めた後、出走表明した有馬記念は収得賞金不足で残念ながら出走することができませんでした。
そのうっ憤を晴らすかのように順調に調教を積み、気配は上々の様です。

他にもゴールドシップと同世代のエアソミュールや中山巧者のクリールカイザー、トップクラスの末脚を持つショウナンラグーンらもいます。

実績・実力的にも一つ抜けているゴールドシップを相手にどう戦うかレース展開に要注目です。

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